弱虫ペダル「漫画コミック単行本69巻」のネタバレ&発売日と無料読み放題

弱虫ペダル

漫画「弱虫ペダル」69巻のネタバレ

コミック「弱虫ペダル」69巻(2020年頃発売予定)

弱虫ペダルの69巻には、586話(2020年4月9日 週刊少年チャンピオン19号 発売)〜593話(2020年6月4日 週刊少年チャンピオン27号 発売)が収録される見込み。

 

「弱虫ペダル」586話のネタバレ&感想・考察

2020年4月9日(木) 週刊少年チャンピオン19号 発売

弱虫ペダル 586話 小さな勇気

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586話のネタバレ

坂道はガァァとペダルを回して走っている。ハァハァ息を吐きながら「できた…!チェイサーさんや雉くんみたいに上手じゃなかったけど、大きく壁のようなカーブを曲がれた!!ブレーキをかけずに思いきってクリアできた!!」と思う。そしてチラッと後ろを振り向いて「あの大きな“大曲がり”を」と思う。坂道は「ボクは横になって曲がった。重力が横からくる感覚-横向きなのに手から伝わってくる震動で確かにタイヤは地面に接地してると感じた」と思いハンドルを握りしめる。坂道はタイヤが横になった状態を思い出し「不思議な感覚…」と思う。「時間でいえばほんの少しの時間だったんだろう。だけど残ってる。“映像”で…!!上下が逆さで…なのにちゃんと走ってる。ドキドキしたあの瞬間を」と大曲がりをクリアできたことを思い返す。

鈴音は「あいつ2番手浮上だよ、お兄ちゃん」と腕を組んで立っている雷音に声をかける。そして笑いながら「でも大曲がりはラインが低かったね。もうちょっと勢いほしかったね」と坂道の大曲がりの走りの感想を伝える。しかし雷音は「いや上出来だ。よく勇気を出して走った」と言う。そして雷音は「あいつのバランスの取れてないあの走り方であそこに突っ込むのは相当怖かったはずだ。100点だ」と評価する。鈴音は驚いて口をポカンと開けている。雷音は「MTBはスピードとバランスで普段の生活をしてては味わえない上下が逆さになるような感覚を味わえるのも醍醐味のひとつだ。ただそれには勇気がいる。“恐れ”や“できないと思う心”を打ち破って挑戦できた者だけが見れる景色がある。最初はほんの小さな勇気でいい。小さな1歩で十分だ。踏み出せば見えてくる。それが見えればー」と言ったところで、鈴音が「どうなるの?」と聞く。雷音は鈴音の方を向いてニカッと笑い「MTBにハマる」と断言する。

坂道はMTBに乗りながら「何だろう、少しずつ、少しずつだけど楽しくなってきた」と思い笑顔を見せる。そしてガァっと前に進んで行く。その坂道の前に先頭の選手が見えて来た。観客は「2番手57番、ついに!!1番手を視界にとらえたァ!!」と手を握りしめて叫ぶ。そして「あの57番メガネのヤツ、最後尾からここまで追い上げてんだ!!」と一緒にいる人に説明する。

坂道はどんどん先頭の9番の選手に近づいていき、ついに1番手の9番のうしろにドンとはりついた。9番の選手は後ろをチラッと見て「何だおまえフィールドじゃ見ない顔だな。フォウ。あの2人はけっこう馴染みのフィールドじゃ速い方だったのに。フォウ。このデビュー戦オレは劇的ブッチギリ独走で華々しくしかも余裕で走って勝利して…オレはこのレースをレジェンドレースにする予定だったのに!!フォウ!!」と言って目をギラッと光らせる。しかし坂道は顔を伏せた態勢のまま「すいません…あのボクは大切な預かりものをしています。それを一番に届けなければならないので。道をゆずっていただけないでしょうか!!」と顔を上げて真剣な眼差しで訴える。すると9番の選手は「はいどうぞ」とスッと道を開ける。そして坂道が「ありがとうござー」と言いながら横を通り抜けようとした瞬間、9番の選手がゴンと車体を寄せて「て、ゆずるわけないでしょ!!フォウ」と坂道をブロックして先に進んで行く。坂道はフラフラとバランスを崩して慌てる。9番の選手は「“レース”だからな」と言って坂道をにらみつける。そして「理由は様々だが、全員勝ちたい。1位になりたい。“ひとつの果実”を“50人全員で奪い合う”そういう闘いだ!!フォウ!!」と告げる。坂道はその言葉を聞いて少し驚いた顔をしている。9番の選手は坂道の方を向いて「しかも“デビュー戦で表彰台の真ん中”こいつは“極上の甘い果実”だ!!レジェンドんなる!!」と言って前を向く。そして「おまえに1位を獲る理由があるようにオレにもある!!このデビューウィンをあの人に見てもらうためだ!!“息も切らさず余裕で勝つ”そういう予定だったがどうやら本気出さねぇと勝てねぇようだ!!」と言ってドトッと加速し始めた。坂道はその加速に本気を感じとる。9番の選手は「ついてこれるか、この先は最大の斜面。タイヤが滑りまくる泥の登りだ!!フォウ!!」と言って斜面に入っていく。坂道は9番の選手が発した「あの人!?」と言う言葉に引っかかっている。

雉くんがサングラスを上にあげて「“泥の登り”―ここなら、小野田くんの走りじっくり見れそうだヨン」と言って坂道が登ってくるのを今か今かと待っているのだった。

586話の感想&考察(ネタバレ含む)

「弱虫ペダル」586話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「弱虫ペダル」587話のネタバレ&感想・考察

2020年4月16日(木) 週刊少年チャンピオン20号 発売

弱虫ペダル 587話

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「弱虫ペダル」588話のネタバレ&感想・考察

2020年4月23日(木) 週刊少年チャンピオン21+22号 発売

弱虫ペダル 588話 コーステープキッス!!

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588話のネタバレ

雉くんは泥の坂の上から坂道たちのレースを見下ろしながら「へー、彼、このレース出てたんだ。MTB初心者レース。フィールドでよく話しかけてくるし熱心だし走りも上手いからもうてっきりレースは何本も走ってるのかと思ってたヨン、壱藤くん。確か…1コ下だったかな。このレースに出てる…てことは自分の“最初のレース”を確実に“勝ち”にするためーかな?」と壱藤がこのレースに出場したことについて考える。そして雉くんは「そういう“勝ち”への執着は大事だヨン。“レースで上にあがるためには!!”いやぁ、でもそうなると小野田くんは大変かもしれないね。初心者クラスとはいえこれは“レース”。MTBのレースには常に2つの闘いがある路面(コース)との闘いーそして個と個の闘いだ!!」と言ってレースを見つめる。

 坂道は9番(壱藤)の選手を追いかけながら「滑る!!」と感じる。ずるっと滑ってしまって彼との距離が詰まらない。けど、この泥の登りでは「足の回転(ハイケイデンス)は使えない!!」と自分の足を見つめて考える。しかし顔をバッと上げて「何か…ないのか…この状況をどうにかできる方法は!!」と息をきらしながら考える。

 壱藤は「フォウ!!フォウ、フォウ!!」と声に出しながら登っていく。坂道は壱藤の走りを目の前で見ながら「滑りやすい泥の登りで!!今フォウさんは車体をわざと滑らせて?棒にわざとタイヤを当てて曲がったのか!?」と気づく。すると壱藤は坂道の方を振り返り「フォウ!!(もちろんだ!!)」と声をあげてバッバッと進んで行く。会場では「追い上げてきた57番を圧倒的な力で引き離しにかかる!!」とアナウンスが流れる。壱藤は坂道の走りを見て「57番―こいつバランス悪い。そんな下手なダンシングでオレに追いつけるかよ!!」と思う。坂道は後ろで何度もずるずる滑っている。その様子を見ながら壱藤は「やっぱりこいつは敵じゃなかった!!“ファーストレースで余裕で圧勝”“オレのレジェンドレース”コンプリートできそうだぜ!!」と思い顔をバァッと上げる。そして坂道に「悪いな、もうゆっくり話をしてる時間はない!!先にいくぜ!!さっきのオレの尊敬する偉大な“皇帝”様の話のつづきはーまたあとで、ゴール後にしてやるよ!!最後にもう一回見せてやるよ、中2!!オレの必殺のコーナリング、わざとタイヤを滑らせてからのー“コーステープキッスだ!!”」と言って走り方を坂道の前で見せてやる。すると観客たちは「何だ今のわざとか!?コーステープの“くい”にタイヤ当てて車体の向きを変えた!?」と驚き「あいつ本当に初心者か!?」と噂される。

 坂道は「い…行かれた…!!」と思い動けなくなっている。そして同時に「強い…!!フォウさん!!どうしよう!!手の汗が止まらない!!」とハンドルをぎゅっと握りしめる。

 そして先頭を走る壱藤は「MTBは個と個の闘いだ。それはすなわち力と力のぶつかりあいであると同時に“心の折り合いだ”自転車のってて心折れりゃあ人はペダルをふみやめる。“もうムリだ”“勝てない”“もうこれ以上がんばってもムダだ”そう思わせられれば勝ちは自然と近づく!!」と思っている。そして坂道に「コーステープキッス」と今の加速を見せつけたことで坂道の心はズタボロになっていると考えている。そして彼は「よしよし!!フォウフォウ!!いけるぜオレは周りの人から何度もレースに出ないかと誘われたが断ってきた。それはもっと強くなって最初のレースで絶対に“圧勝”したいと思ってたからだ!!雉さんのように!!」と言って嬉しそうにパァッと口を開く。そして手をハンドルから離して「オレはあこがれてんだ雉さんに!!強さに華麗さに!!最初の“伝説のレース”の話きいてシビれたんだ!!だから」と言った時に登りの先に見える人影に気がつき「えっ」と思う。そして「雉さん!!マジーですか!!雉さん!!」と登りながら雉くんに声をかける。すると雉くんは「壱藤くん」と返事をする。壱藤は「オレはあなたにあこがれてるんですよ!!」と話しかける。すると雉くんは「うん何度もきいてるヨン」と答える。壱藤は「こんなところでレース見ててくれてうれしいです!!」と言って「ヤバイついてる!!嬉しいぜ!!」と思う。そして雉くんの目の前で「絶対勝ちます!!何かアドバイスください!!」と頼む。すると雉くんは「バランスいいね。いいペースで走れてる。そのペースしっかりゴールまで守れればキミが勝てる」と声をかける。その言葉に壱藤は右手の親指をぐっと立てて見せて「“勝てる”頂きましたァ!!ありがとうございーます!!」と言って走りぬけて行く。

 そこに坂道が「雉くん!!」と言ってやって来た。雉くんは「小野田くん」とだけ返事をする。坂道は慌てながら「泥が大変で、ペースが上がらなくって足が回せなくって。何か…対処法といいますか…アドバイスはありますか!?前に追いつく方法は!!」と助けを求める。前を走る壱藤は「な!!え!?話してる!?あいつ雉さんと知り合いだったのか!!」と驚いている。雉くんは坂道を見つめて両手を広げて「何もない。何もないヨン!!」ときっぱり言い切る。坂道はその言葉に驚きを隠せない。前を走る壱藤は雉くんがアドバイスしなかったことに喜び、ぐっと右手を握りしめるのだった。

588話の感想&考察(ネタバレ含む)

「弱虫ペダル」588話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「弱虫ペダル」589話のネタバレ&感想・考察

2020年5月7日(木) 週刊少年チャンピオン23号 発売

弱虫ペダル 589話 何もない

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589話のネタバレ

坂道と雉くんが話しているのを耳にして、壱藤はぐっと右手を握りしめる。そして「うっしゃああ!!“何もない”頂きましたァ!!」と喜んでいる。壱藤は「57番の中2が気軽に雉さんに話しかけて一瞬“知り合いかよ!?”“マジか!?“ってなったけど」と思いながら一瞬振り向き、雉くんが「何もない」と両手を広げて坂道に話したのを聞いて「それってオレが完全勝利ってことでいいんですよね!?オレを信じてくれてるってことですよね!!」と思い笑顔になる。そして「いやいや雉さん?信じて頂かなくてもオレはー」と言いながらも正直なところ壱藤はとても嬉しいと思っている。そして「このレース、圧勝で勝って証明してみせますけどね!!フォウ!!」とMTBをバンっと進めていく。

 坂道は雉くんを見つめている。雉くんは「何もない」と言って両手を広げていた。坂道は雉くんにアドバイスを求めたのだが、その答えは「何もない」だったことをうけて、坂道はぐっとハンドルを握りしめ「はい…!!」と返事をする。タイヤをズルズル滑らせ、ハァハァ息をきらしながら坂道は前に進んで行く。その背中を雉くんは見つめている。その雉くんに後ろから「いやー、キビしいこと言うねー雉くん。オレの目にもあのメガネの男の子の方が不利だってわかったけど、もう少しやさしいアドバイスあったでしょー」と首にカメラを掛けた男性が声をかける。雉くんは「そすか?」と答える。するとその男性は「彼必死に“方法は?”ってきいてたよ?ねェ、それに対して何もないって言われたら、皆ヘコんじゃうよ。100人いたら100人とも…ねェ」と言って一緒にいる男性と笑い合っている。それを聞いて雉くんは「そすか?」とまた答える。そして雉くんは「少なくともオレは、あの瞬間あの状況で彼に最高のアドバイスをしたつもりですけどね」と2人の男性を見て、自信ありげに答える。

 坂道はペダルを回しながら雉くんに言われた「何もない」と言う言葉について考えている。そして「“何もない”―ですよね。早く追いつく方法もない。泥の登りで足を回す方法もない。ジャンプアップする方法はどこにもないってことですよね。だから一歩一歩確実にやれってことですね!!」と言う意味だと理解し顔を上げて、坂道のドッと前に進んでいく。

 雉くんは「人に、選択肢って多い方がいいと思います?」と聞く。するとカメラを首にかけた男性は「いや、そりゃま、選択肢はたくさんあった方がいいだろう」と言う。一緒にいる男性も「そうだな、いろいろできるってことだろ。その方がいい」と答える。しかし雉くんは二人を見て「だけど選択肢がたくさんあるうちは実は人は皆“目移り”してるんですよ。ああすればうまくいくかも。こうすればもっと早いかも。そう考えてる内は“迷ってる時間”であって“進んでる時間”じゃないんです。人が全力全開で進んでる時って他の全ての選択肢が削られて“たったひとつに絞られた時なんです!!”」と力強く話す。

 坂道は頬の汗を右手でバッと振り払い「苦しいけど、きついけど、やるしかない。一歩一歩近づく、近づいていく!!近づこう!!これしか方法がないのだから!!雉くんが“何もない”と言ってくれた時の“目”。“キミならやれる”っていう目じゃなかった」と思い返し、首を振る。また「“やれるだけやってみたら”って目でもなかった」と思い、また首を振る。そして坂道は「あの瞬間、雉くんの目が語ってたのはー」と両手を広げて「何もない」と答えた雉くんの言葉の意味を改めてかみしめる。それは「それがこの世界の厳しさだ!!」と言うことを伝えていたのだ。坂道は「ごまかしはきかない。コース上に仲間はいない。これがたった1人で闘う競技、MTBなんだ!!」と思い知る。

 カメラを首に下げた男性が「たったひとつ…」と言う。雉くんは「はい。そしてひとつに絞った道を追いかける。その中でようやく次の可能性にたどりつくんですよ」と話す。雉くんは嬉しそうな笑みを口元にうかべて「わざわざ登って見に来た“かい”があったヨン。小野田くんのあの目、まっすぐな目してた。全てを吸収して力にかえるような目だった…もしかしてこの先オレが考えつかないやり方で壱藤くんに追いつくのかもしれない」と思って道の先を見つめる。

 壱藤は思わず振り向いている。そして「何だあいつ!!意味わかんねぇ」と慌てている。「MTBは心の折り合いだ!!もうあいつの心はオレの“コーステープキッス”をくらって、雉さんに“何もない”って言われて修復不能になってるはずだ!!何でまだついて来んだ!!」と声にする。そこに坂道がドンと追い上げてきた。坂道はハァハァ息を切らしながらも、しっかりと前を見つめて追い上げる気持ちに溢れている。

 壱藤は前を向き直し「くっ、落ち着け落ちつけオレ!!落ち着け丹貴(にたか)フォウフォウ、オレの方がリードしてる!!足もある!!問題ない!!引き離す!!それでいい!!オレは勝つ!!ヤツに追いつく方法は“何もない”んだから!!」と思い直し先を急ごうとする。

 坂道はハッハッと息を吐きながら「登りはリズムだ」と今泉くんがよく言っていることを思い出す。そして高回転(ハイケイデンス)は使えないけど一足一足リズミカルにこうして足を回していると「なぜだろう苦しいのに…自然と…」と言って顔を上げる。そして「頭の中に歌が流れてくる、ヒメ♪」と嬉しそうな笑顔をうかべるのだった。

589話の感想&考察(ネタバレ含む)

「弱虫ペダル」589話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「弱虫ペダル」590話のネタバレ&感想・考察

2020年5月14日(木) 週刊少年チャンピオン24号 発売

弱虫ペダル 590話 歌をうたって

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590話のネタバレ

坂道はハァハァと呼吸をしながら「なぜだろう苦しいのに不思議と頭に浮かんでくる」と思う。そして坂道は「大きくなぁれ♪魔法かけても♬ヒメはヒメなの♬」と歌い始める。坂道はバッバッと脚を動かしながら「ロードバイクの時みたいに脚を速くは回せないからゆっくり一踏みずつ…!!だから歌もー」と思う。「ラブ☆ヒメ」1期目の第8話「うさぎは月が恋しい」の中のBパート、主人公姫野湖鳥が最後、親友の読歌ナナと2人きりになってそれまで明るくて天然キャラだったナナの壮絶な過去と胸中が明かされる時BGMで流れたオープニングテーマ“恋のヒメヒメぺったんこ”の“スローテンポなバラードバージョンだ!!”」と気づく。坂道は笑顔になって「ヒメなのだ!!」と歌を続ける。

そして「タン♬タタタタン♪」と歌いながらドンと前を走る壱藤を追い上げて行く。壱藤はぞくっとして振り向き「さっきより近づいてる!?」と思い首をバッバッと振って「落ちつけって!!丹貴!!オレのがリードしてるって!!」と自分に言い聞かせようとする。壱藤は「山頂の登りきりまでもう200mもない!!ゆるいコーナー2つ!!見える!!大丈夫だ!!オレが先で下りに入ればあのバランスの悪いあいつの走りじゃオレには追いつかない!!ヤツはムリしてる!!最後のムリをしてはりついてきてるだけだ!!」と判断する。そして「落ちつけ、そうだ、心の乱れは走りの乱れだフォウ。ヤツは素人だ。泥ですっころんだ。雉さんに“何もない”って言われた!!敵じゃない!!相当ムリして息上げて追いついてきてるはずだ!!きいてやる!!その乱れた息づかいを!!耳を澄ませて!!」と自分に言い聞かせ、聞き耳を立ててみる。

すると後ろから聞こえてくるのは「なの…ヒメ…真っ白な…リーチャンス…ペタンコ…」と言う声だ。壱藤はそれを聞いて「ん!?ほう…以外にリズミカルだな。何か息づかいの合間にブツクサ言ってやがる。呪文かオレを呪う気か、よせよせ!!」と思う。しかし「ラブリー・チャンス・ペタンコチャン」と言う言葉を聞いて「チッ」と思いバアッと走り出す。壱藤はハァハァと呼吸を乱して「何だ、何だあいつ。聞きちがいか?いや違う、はっきりときこえた。こいつこの登りでーしかもうっすら笑いながら!?」と思って振り向いて坂道の表情を確認する。坂道は「ヒメ…なのだ」とハナウタを歌いながら笑顔で登ってくる。

 坂道は「タタタタン♬タッタタン♪」と歌いながら壱藤にさらに寄せていく。坂道は壱藤の真後ろにはりついて「このバラードバージョンは劇中のエピソードと相まってーサントラCDⅡにフルバージョンが収録されてて、ボクも大好きな1曲なんです!!」と口ずさんでいるハナウタのことを説明する。壱藤は「何わけわかんねぇこと言ってるぅ!!」と怒って混乱する。そして「くっそ!!ふざけんな素人中2!!」と言ってバッと踏み込んで「吠えろ!!MERIDA!!」と言って勢いをつけて走り始めようとする。そして「させねぇ、近づかせねぇ、引きちぎってやる!!オレの加速に今度こそあきらめたかよ!!」と思い、後ろにいた坂道の姿を確認しようと振り向く。しかし坂道は後ろにはおらず、壱藤の隣に並びかけていた。見ていた観客は「初心者クラス57番、ついに先頭9番に並んだァ!!」と声をあげる。坂道は低い姿勢で壱藤の隣に並び追い抜こうとするところまで来ている。そしてついに山頂登りきりまでのこり80mの地点にさしかかる。

 雉くんは先ほどの地点から登っていった坂道のレースを見守っている。雉くんは思わずサングラスを外して「並んでる!!まじ?どうやったんだ!?あとで聞こう!!すごい!!」と思い、目を見開いている。

 壱藤は「ならんでねぇよ!!」と言って再びペダルを踏み込み加速しようとする。壱藤は「なんだ何だこいつ!!くそ!!どうしたオレのMERIDA。さっきまで素直に動いていたのに今はやけに重く感じる!!」と思う。ついに「登りきりまであと50m!!57番が追う9番が少し前!!」と言う状態になる。坂道はただ前を見て走っている。壱藤は「こいつの自転車(フレーム)何かズルいもん仕込んでんじゃねぇだろうな!!」と思い、坂道の自転車に視線を送る。そして「そのフレーム、色、キズ、形」を見て「え?雉…さん…の…!!」と気づき驚く。そして初心者クラス先頭2人泥の登りを登りきって両者並んだところで、壱藤は「何でてめぇがそれに乗ってんだァ!!」と坂道に対して叫ぶのだった。

590話の感想&考察(ネタバレ含む)

「弱虫ペダル」590話の感想&考察(ネタバレ含む)1

30代男性
爆笑必至です!

「弱虫ペダル」591話のネタバレ&感想・考察

2020年5月21日(木) 週刊少年チャンピオン25号 発売

弱虫ペダル 591話 雉のMTB

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591話のネタバレ

レースを見ている観客が「初心者クラス。泥の登りの登りきりで先頭2人。両者並んだァ!!」と声をあげる。

 壱藤は坂道を横目で見て「ふざけんな。ふざけんな、こいつ!!何でてめえがそれに乗ってる!!それはオレのあこがれのー尊敬する偉大な―雉さんのー!!」と思い「フォウオオオ」と怒りの声をあげる。そしてハンドルをゴッと握りギアをガチャガチャと切り替えて、坂道より先にギアを重くした。そしてサドルからバッとお尻をあげてバンと飛び上がる。そして壱藤は「山の皇帝(マウンテンカイザー)雉さんの大事な大事な大事なMTBなんだぞ!!てめぇ!!」と叫ぶ。

 坂道は下りに入ったことに気づく。先に下りに入った壱藤はバンと地面に着地し自分のMTBの態勢を立て直す。壱藤は「大事な、大事なバイク!!なのに!!何で乗ってる!?ふざけんなよ素人中2!!」と心の中で思う。そして壱藤は「フ!!ウオオオオオオ、てめェは絶対負かす!!」と言って気合を入れる。ドン、バン、ギャァンとバイクを操り、ドンドン下っていく。そのバイクの動きを見て坂道は「上手い!!速い!!フオウさん!!」と思う。

 壱藤は「くそ!!勝手に乗ってんのか!?さすがにんな訳ねーか」と一人で考えている。そして「正式に借りたってことか。雉さんから直接許可を得て。確かに雉さんはフィールドやレースの会場でもMTBに興味ありそうな人見つけると“乗ってみる?おもしろいよー”などと声をかけて簡単に乗せようとする人ではある。けど雉さんがレース出るのにバイク貸したって話はきいたこともねぇ!!そんなに親密な関係なのか。まさか弟!?いやいやスタートリストには雉って名前はなかった。親密でない、とすると何だ。ヤツはうしろから追い上げてきた…観客は“最後尾から”つってた。さっきもわけのわかんねぇハナウタ歌ってついてきた。もしかして雉さんはーヤツに何らかの特別な可能性を感じて…てことなのか!?」とバイクを走らせている間にずっと考えている。壱藤はバイクをザッザッと動かして「それでバイクを貸してまでこのレースに!?え、でも、そこはオレじゃないんすか、雉さん!!ほめてくれてたんじゃないすかオレを!!」と思い、そこで「は」と気づいてバッと振りむく。そして「え!?まさか。まさか…あのさっき泥の登りで雉さんがいたのってースタート/ゴール地点にいたはずの雉さんがわざわざ登って見に来てた相手って…オレ…じゃなくて…あいつ…だった、のか」と思って後ろを走って来る坂道を見つめて愕然となる。

その時、ガガガとバイクが滑り「うわっと」と壱藤は声を出し、バイクを止める。そしてハッハッハッと呼吸を吐き「たしかにそう考えれば辻褄が合うんだ。スタート前にオレが雉さんにめいっぱい手ふったのに、うしろの方を見てて反応なかった。あれも…!!」とレース開始前のことを思い出す。壱藤は「雉さんが見てたのはヤツなんだ…ヤツなんだ」と思い、ぎゅっとハンドルを握りしめる。そして壱藤はギリッと歯を噛みしめギンと目つきが鋭くなる。逆の手もぎゅううとハンドルを握りしめ「くそ!!くそ、くそ、くそ!!」と言って靴をガッとはめ直す。そしてバンと走り出し「何だよ!!くそ!!いいよ、わかった!!わかったよ!!オレはおまえを倒す!!」と言う。その時坂道がバンと追いついて壱藤の隣に並ぶ。坂道は「ハァッ」と息を吐きながら前だけを見つめている。壱藤は「そして強さを証明しあの人に認めてもらう!!おまえはー“敵”だ!!」と言ってハンドルをブンと振る。その時、壱藤の腕が坂道の肩にぶつかり、坂道のバイクはグラッグラッとなり地面に足をつけてしまう。坂道は険しい顔で壱藤を見上げる。壱藤は「悪いな。ダンシングの腕が当たっちまった!!」と少し振り向いて謝る。坂道はそれに対して「ボクもゆずるわけにはいかないです。この雉くんにお借りしたバイクを一番最初に届けてくれと頼まれていますから!!」とはっきり伝える。その言葉を聞いて壱藤は坂道が「預かりものをしています。それを一番に届けなければならないので」と言っていたことを思い出す。そして坂道の少し前を走りながら「ハン!!なるほど。そりゃあそのことだったか。そりゃあ大切だ…だがオレはそれごとブッ倒す!!」と言って坂道をにらみつける。そして壱藤は「おまえ中2じゃねぇな」と聞くと、坂道は「はい」と答える。また壱藤が「素人でもねぇな」と聞くと、坂道は「はい」と答える。最後に壱藤は「何モンだァ!!」と叫ぶ。すると坂道は「あの…ボクはMTBは何もわからない素人です…ですがインターハイで2度…ロードレースの表彰台に上がったことがあります」と言う。その言葉に壱藤の表情が変わる。そして坂道は「千葉総北高校2年、小野田坂道と言います!!」とようやく名乗るのだった。

591話の感想&考察(ネタバレ含む)

「弱虫ペダル」591話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「弱虫ペダル」592話のネタバレ&感想・考察

2020年5月28日(木) 週刊少年チャンピオン26号 発売

弱虫ペダル 592話

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「弱虫ペダル」593話のネタバレ&感想・考察

2020年6月4日(木) 週刊少年チャンピオン27号 発売

弱虫ペダル 593話

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漫画「弱虫ペダル」を無料で読む方法

「弱虫ペダル」が掲載されている「週刊少年チャンピオン」を完全無料で読む方法は漫画の読み放題のサービスを含めありません。

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