漫画「WORST外伝 グリコ」40話のネタバレと無料読み放題

2019年10月31日（木） 週刊少年チャンピオン48号 発売

40話のネタバレ

第40話　そしてもう1つの

グリコの仲間だと正体がバレたゼニガメは「九里虎さんたちの知らん新しい敵、この情報を報せないと」思い、そこから何とか逃げようとする。

阿原谷工業2年の秋谷忍は「さぁ、王手飛車取りや」と思いながらその様子を眺めている。

「昨日の晩は“邪魔本隊”が一斉に探したのに7人誰も見つからんかった、その七分の一のキミは連中の隠れ家か九里虎の現在地、どっちを知ってる」と思っていると、いきなりゼニガメは「全部喋りまーす」と言って土下座をする。

驚きを隠せない秋谷たちの前でゼニガメは

「花木九里虎の居場所と弱点を持ってきました。でも情報だけでは“九里虎狩り”の“生け捕り”にはならんのやないかと１００万の内、何割もらえるのか確認をしに。バカ正直に来たら売りたい情報をネコババされるんやないかとピザ屋に扮して忍び込みました。バロンさんに会わせてください！」

と言う。

それを聞いて秋谷は「今日は来とらんよ。情報なら俺が今現金で買うよ。九里虎はどこにおる？」とゼニガメに聞く。

ゼニガメは「全中戦争の元締めならここの誰よりも高額を、出してくれますよね？」と言う。

すると秋谷は「調子に乗んなよ？クソガキ」と言ってゼニガメに手を伸ばそうとする。

ゼニガメは頭を下げたまま「大金は貧乏くじじゃ拝めません」と続ける。

それを聞いて「ふーん、いい根性しとるやん。バロンさん放送室やんな？忍君ここまで言っとーっちゃけん連れてってやりましょーよ」と言う。

すると秋谷は「おいハンプティ」と言って諫めようとするが、ハンプティは「大丈夫スよ。俺が責任もって逃げんよーに足折って連れてくけん、根性見せろよ？」と言ってゼニガメを見つめる。

ゼニガメは金魚のフンにしか見れん景色もあるかもしれんけど、金魚と離れてしまったら俺は何も出来ないんだったと思い返している。

工具室に連れて行かれたゼニガメにハンプティは「よし、忍君も甘―な。教師に見えんトコで折るって俺なんかの言葉カンタンに信じちゃって」と言って「おう中坊、ちょっと狂気じみてると思わんか？」と言う。

そして

「“邪魔”の兵隊が中坊一人を夜通し探したり、あげく足折ってでも情報奪えってよ。このままエスカレートしたら死人が出ちまう。たいてーそういう時って死んでほしくねー人が死ぬんだよなー映画とかだと」と言った後ろからバロンが恐ろしい形相で「キミがその第一号になりますか？」

と言って登場する。

そしてハンプティの口に飲んでいた缶を押し込みそれを拳で殴りつける。

その様子を目の前でみたゼニガメは「ちがう、屋上で会った時とは別人になっとる」と思うのだった。

そしてバロンはゼニガメに「居場所だけでいィ、１００万で買う」と言う。

ゼニガメは時間を稼ごうと思って「なんであの時鍛冶中の屋上で九里虎を殺らんかったんですか？」と聞くとバロンはフッと笑って

「あの時は従わせるのが目的だったぁ。だが九里虎一人の服従ならまだしも7人も揃うとそれは難しくなった。だからその場では一度諦めた。が、今は目的が変わった」と言う。

そして繰り返しゼニガメの顔を掴んで「今は目的が変わった」と言うのであった。

その瞬間ゼニガメは「話の通じる相手やない。立ち向かおうが背を向けようが殺される。“何を答えても”俺は『理性を失った生き物』に“殺される”」と感じたのであった。

その時秋谷が「バロンさん、九里虎確保しました。博多駅前近く女連れです」と報告に来た。

それを聞いてバロンは立ちあがって去って行く。秋谷は「運が悪かったね銭数少年、情報料はお預け」と言う。

そしてバロンに「こいつの腱切らなくていいんスか？中坊のくせに座った目しよってからに。こういう奴はいつか厄介な敵になりますよ」と秋谷が言う。

それを聞いてバロンは「だから、そいつの腱は切らんでよか」と言う。

秋谷はゼニガメに「運は良かったかな」と耳打ちして「卒業したら阿原谷においで、金バッジ待遇してあげる」と言われる。

ゼニガメは死ぬかと思ったと思いながら、ケガをしたハンプティを起こして「病院、保健室どこですか？」と尋ねる。

そしてとにかく1秒でも早くここを出て、リボンさんたちに報告をと思うのであった。

グリコはと言うと、一緒にいた女の子が「お願いします、もうやめてください。グリちゃんに乱暴せんで」と言うのも聞いてもらえず、“北の鬼”北九州「悪鬼」十一代目総長ローラに痛めつけられていた。

ローラは「あー、確かに本人で間違いなかちゃ。しかしこれが本当に１００万の男か？女もグリちゃんとか言いよるし、他にそんな名前ないやろ。

しょせん中坊や、約束通りうちの弟には手ェだすなよ」と電話で話しているのであった。