墜落JKと廃人教師「漫画コミック単行本6巻」のネタバレ&発売日と無料読み放題

生徒にボールを顔面にぶつけられた灰仁こと灰葉仁は扇言にティッシュをくれと助けを求める。JKに治療してもらいながら、鼻に痣ができるとは、何で俺がこんな目にあうのかと何か悪いことをしたっけと言うと、JKは確実に天罰でしょうねと冷たい目を向ける。灰仁はJKに何を怒っているのかと聞くと、何かではなくどうしてくれるんですかと言って首筋につけられたキスマークを見せる。すると先生は気づいたかと言うがそれを内出血と呼ぶJKにロマンチック心がないと怒る。

JKはお風呂で気づいた痣だと言うがそれを灰仁はおそろいなどと軽く言うので黙っててとJKに叱られてしまう。キスマークが原因で死ぬこともあるけどと灰仁が言うので、JKは知っててどうしてやったんですかと聞くと「性欲」と答える灰仁にJKは鈍器を持って殴りかかろうとする。そのキスマークについて誰かに気づかれたらどうするんですかと灰仁に言うと、悪びれもせず首裏なんてばれないだろうと言うが今朝クラスの子たちに微妙に感ずかれてしまったから隠した方がいいかと悩んでいるのだった。灰仁は改めてJKに嫌だったかと尋ねるがそれに関してはそうは言ってませんと顔を赤らめて答える。

チャイムが鳴って次の授業が何だったかと話すが次の授業は修学旅行の班決めだと灰仁に話す。班を一緒に組むかとクラスの女子から話しかけられるもキスマークが気になって首を押さえていると逆にどうしたのかと聞かれ寝違えたと答える始末である。その様子を副担任として眺めていた灰仁はこっそり一緒に組む相手を決めておいてくれた。それは痣のことを気にしてではなく、気を使ってくれたんだとJKは感じ取る。

食堂で昼ご飯を食べる時、JKは仕方なくファッションと言いながら首にマフラーを巻いてごまかすことにした。一緒に食べていた一馬達に騒がれ最後には私が悪いんですと言いだして泣いているのを別の席に座っていた灰仁がその様子を見て必死で笑いをこらえている。

放課後、灰仁の元へJKがやって来た。クラスの子の家にプリントを届けに行くのに住所を先生に聞けと担任の先生に言われたからだった。灰仁は今日はお疲れだったなとJKに声をかけるが、JKは冷めた目で最終的には澄ました顔でダニに刺されたっていうのが一番ごまかせると返事をした。そして何日ぐらいするとこれは治るものなのかと尋ねると灰仁はお前は色白だから薄い痣でも全然消えないんだなと首筋を見て言った。JKは先生のせいなのに私ばかり必死で先生は面白がって見ていてズルいですと言うと、灰仁は無言で胸元を開いて見せる。そして仕返せば、と、俺はこれで死んでもいいよと言う。そしてJKは灰仁の胸に顔をうずめる。

それからJKは修学旅行で同じ班になる不登校の女の子の家に向かう。ピンポンを押してみるがなかなかドアは開かない。しばらくして出てきた女の子は身体中痣まみれで、思わずティッシュいりますかと言ってしまうJKであった。

JKこと扇言は修学旅行で同じグループになることになった不登校の板見薫子の所に来ている。彼女は虐待や自傷行為をしているかのようにあちこち怪我をしている。ドジっ子かと言って、そこにいきなり灰仁も来ていた。何でいるんですかと聞くJKに灰仁は首元に痣をつけられた直後なのに平然としながら話しかける。薫子が先生までどうしてと聞くと、とってつけたように不登校の生徒の家庭訪問だと真顔で答える。そして薫子の怪我の方が気になると言い、JKもどうしたのかと尋ねる。すると７割は自分のドジのせいで３割は彼の愛情表現と答えるのを聞いて、灰仁は帰ってもいいかと逃げ腰になる。

部屋に上がると薫子は紅茶を出してくれるが、どうやら砂糖と塩を間違えたようだ。そして改めてJKに何をしに来たのかと聞く。JKは修学旅行関係のプリントを渡す。すると薫子は行かないからいいのに、と言うのでその理由を聞くと彼と会えなくなるからと言う。JKがその怪我の３割は彼と言っていたがと聞くと暴力ではなく曲ができないと叩き割ったギターが飛んできたのだと言う。そして彼は夜にバイトをしていて昼間しか会えないから学校を休むのだと言う。薫子は自分の居場所は彼だけなのだと言う。親や友達からも見放されて誰にも必要とされなくなってしまったが、彼は俺の曲を聴いてくれるならそれでいいと言ってくれたのだと話す。灰仁にそんなことで休むなんて怒るかと聞くが、灰仁は依存しているんだなと答えただけだった。

薫子は自分でも分かっていて、みんなに入れ込みすぎだと言われるのだと言う。依存という言う言葉を聞いてJKは何か思うところがある表情をしている。灰仁は薫子に怪我の手当てをするように言うとJKは手伝うと言い、薫子は薬箱を取りに行く。灰仁は最後にうまい弁当が食いたいと言い残して先に帰っていく。

薫子はまた怪我を増やして薬箱を持って戻って来た。怪我の手当てをし終わって彼女の手にふと目をやると彼女の手にはバンソコがいっぱいだった。そこでJKはお料理の勉強をしているのか聞くと失敗ばかりだけど彼にためにできることはそれぐらいかなと思い料理をしているのだと言う。するとJKは彼氏さんは幸せだなと言って笑顔を見せる。薫子はJKは彼とのことを否定しないのねと疑問に思うようだ。JKは依存することは悪いこととは言えないと言って、自分には彼氏はいないけれど好きな人がいると言って、その人が生きているから自分は生きているのだと言う。彼が亡くなってしまったら今すぐにでも迷わず後を追いますと薫子に話す。自分も入れ込みすぎなのは同じだと話し、その好きな人の事で相談があると薫子に持ちかける。

JKは灰仁に先週の板見さんのことでと話しかける。灰仁には言いたげだったことは言えたか？と聞かれて、はいと返事する。そしてJKが後ろ手に持っているカバンについて灰仁は何を持っているのかと尋ねる。JKはご所望のものだから食べてくださいと言う。そして何度か彼女のところに行ってお料理を教えてもらったと言う。仲良くなれたかと灰仁に訊かれて今日彼女は保健室にだけど登校していると答える。そして先生が考えていることは分かっている、彼女が求めているのは自分が必要とされる場所ですよねと言う。すると灰仁は第二の依存先にされて怒ったかとJKに尋ねるがJKはお友達ですよと言いながら去りつつ、依存することのすべて悪いことだとは思ってないと言う。そのJKの後姿を見送りながら灰仁はお前よりずっと前からそう思っていると呟いている。