121話のネタバレ
エレンとジークはグリシャと生活しているころの光景を見ながら話をしている。ジークはエレンにグリシャはお前を愛し自由に育てた、お前は父親に洗脳なんてされていなかったと話すと、エレンはだから無駄だと言ったと返事をする。続けてジークはなぜ自分の事を裏切ったのか、そしてなぜ争いを終わらせることを拒むのかと聞くとエレンはオレは生まれた時から俺のままだと答え、表情一つ変えない。ジークは生まれた時からという言葉にひっかかりを感じる。するとエレンはここにいるのは死んだ父親に囚われたままの哀れな男だと言う。
ジークは始祖の巨人の力は俺の手の中にあり、安楽死計画はいつでも遂行できると言う。その上で、ジークは決してエレンを見捨てないと言い、たった一人のお前を救いたいと訴える。グリシャは遺言を遺し、それを引き出しにしまい、鍵をして意味ありげにそのカギを見つめている。そんな折、エレンが調査兵団に入りたいと言い出したことでグリシャはエレンに帰ったらずっと秘密にしてきた地下室をみせてやろうと話す。そしてグリシャは家を出て、思いつめた顔で地下室の階段を下りていく。するとそこにいたのはユミルの民の壁の王達であった。グリシャと壁の王のやり取りをエレンはとても険しい顔で睨みつけている。そこでグリシャはあなたが壁の民の記憶を奪ったからだと、そしてただ理由もわからず巨人に食われることが贖罪だというのかと詰め寄る。壁の王は我々がただ何も知らずに世界の怒りを受け入れれば死ぬのは我々エルディア人だけで済むと答える。そして私を説得しようなどすることは無駄で、私から「始祖の巨人」を奪ったとしてもあなたでは無理と続けようとしたところ、グリシャは私が始祖の力を使えないことはわかっていると言葉を遮る。そして「九つの巨人にはそれぞれの特性がある、私に宿る「進撃の巨人」にもと話す。続けて「進撃の巨人」は未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる、つまり未来を知ることが可能なのだと話すと壁の王は驚いたようだった。なぜなら「進撃の巨人」の特性などという話を王は知らなかったからだ。そしてついにグリシャは態度を豹変させる。「始祖を食らい王家の血をここで絶やす」と言って殺しにかかろうとする。が、人を救う医者であるグリシャには子供を殺すことなどできないと座り込んでしまう。その姿を見てジークはこの一家を虐殺したはずだと過去との違いに驚いている。ユミルの民は座り込んだグリシャを殺すように口々に話している。
その時ついにエレンがグリシャに「何をしている立てよ、父さん」と時空を超えているかのように話しかけている。そして「忘れたのか?何をしにここに来たのか?」と畳みかけていき、最後は「これは父さんが始めた物語だろ」と言い、それをきっかけにグリシャは巨人の姿に変貌し、ユミルの民を皆殺しにしてしまう。
そして空を見上げ「エレン、レイス家を殺したぞ、父親以外は、これでいいのか、これでよかったのか」と叫び問いかける。そこにいるのに気付いているのかジークに「お前の望みは叶わない、叶うのはエレンの望みだ」と伝え、現在のジークと目を合わせ「私はひどい父親だった、お前にずっとつらい思いをさせた、お前を愛している」と抱きしめようとし、最後に「エレンを止めてくれ」と懇願される。
父がいた世界と引き離されたのか、ただその状態を見せられていたのか、目の前には現代のエレンが立っている。そして4年前に見た未来の自分の記憶を見たことを話す。鎖につながれたエレンはついに「始祖ユミル、すべてのユミルの民から生殖能力を奪え」と叫ぶ。しかしユミルが思うようになったわけではなかった。エレンは鎖を引きちぎり、始祖ユミルを追いかけて行くが、一度動き出した始祖ユミルを止めることはもうできないのである。
121話の感想&考察(ネタバレ含む)
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