漫画「贄姫と獣の王」73話のネタバレ
2019年11月5日発売 花とゆめ23号 掲載
73話のネタバレ
人間の國(ヨアナ)に来て早3日、先日の雨にあたってそのままにしていたらサリフィは風邪をひいてしまったのであった。
くしゃみをするとベンヌちゃんが大丈夫かと心配してくれる。
ベンヌは不死鳥だから風邪などひかないと言って、人間と一緒にしてもらっては困ると話すのであった。
サリフィの顔にタオルが投げつけられる。
アナスタシアは自分で絞りなさいと言うが、一晩看病してくれたらしく、サリフィが「優しいねアーシャって」と言うとアーシャと呼ばれたことに一瞬立ち止まる。
サリフィは「アナスタシアでしょだからアーシャ」と呼ぶのだった。
するとアナスタシアは「嫌な女ね、アンタって。私の大っ嫌いな奴を思い出すわ」と言うのであった。
サリフィがそれってどういう人なのかと聞くと、アナスタシアは「あんたみたいに無遠慮に私に近づいてきて、あっさり私を裏切った男よ」と答える。
ベンヌが回復したら一度街に戻ったほうが良くないかと言うのでサリフィが「そうだねオセロットも気にしてるだろうし」と言うとアナスタシアは立ちあがり「どこで会ったの?どんな奴?」と聞いてくる。
サリフィがオセロットの容姿を伝えると、アナスタシアは食器を割って「オセロット、そいつが私を裏切った男よ」と答える。
サリフィはそんなに悪い人には見えなかったと言ってアナスタシアに事情を聞こうとする。
アナスタシアは適当な話をふきこまれるのも癪だと言って事情を話し始める。
アナスタシアの一族は昔からシダイ村の連中に疎まれていたのだと言う。
そしてある日迫害に耐えかねた両親はアナスタシアを置いて村から逃げ出したのだと言う。
残されたアナスタシアは「魔女」と呼ばれながら独りで生きてきたのだそうだ。
そこにただ一人いきなり無遠慮に近づいてきたのがオセロットだったのだと言う。
オセロットが言うことが悉くアナスタシアの癇に障ったのだけれど、オセロットは「はいアーシャ、このはなあげる。
エーデルワイスっていうんだよ」と言って握ってきた花を渡そうとする。
そのはなを手でバッとアナスタシアは払ってあんたみたいな男が一番嫌いだと言うとオセロットは涙をこらえながら
「なきむしじゃない、ぼくオセロットだよ。アーシャがぼくのことゆるしてくれるまでまいにちはなをつんでくるから」
と言って、本当に毎日毎日花を持って来たのだと言う。
そして月日が流れたある日「僕がずっと強い男になったら僕をお婿さんにあげるから、そしたらアーシャをお嫁さんにくれる?」とオセロットが聞いてきたのだと言う。
アーシャはいつの間にかオセロットに心を許してしまっていたので、ある時自分の孤独の理由を、魔女と呼ばれるようになった所以をオセロットに教えたところ、それからすぐにオセロットは逃げるように村を出て行ったのだと言う。
サリフィは本当にそれが原因なのかと、魔女の所以とはどういう事なのかと聞く。
するとアナスタシアは「私の何代か前の先祖は一族郎党後世まで蔑まれるほどの禁忌を犯した。人の身でありながら魔族と交わり子を成したのよ」と教えてくれる。
それを聞いてサリフィは「その先祖の人間と交わった魔族って、それがおーさまの血統(ルーツ)」?と思うのだった。
魔族の国ではみんな暗い空気になってしまっている。それにしても何かおかしい感じがするようである。王様も部屋に籠られたままなのだと言うが、一時的に国内があれる可能性があるから各々気を抜かずに鍛錬を怠らないようにと命令を下す。妃殿下代理の心配をするのは当然だが、王もこの妙な胸騒ぎを感じているのではないかと思うのだった。
サリフィはアーシャにも魔族の血が流れているのかと聞くと、アナスタシアは「違うわ、残っていた系譜図では私は直接魔族とは繋がっていなかったし魔族と繋がった先祖がその後どうなったかも知らない」と言う。
そして「あいつらにとって私は汚らわしい一族の魔女なのよ。そしてそれはあの男にとっても同じだった。言い寄った女が本当の“魔女”だと知った途端、手のひらを返して逃げ出したのよ」と言う。
サリフィは本当にそうなのかなと言って
「私があなたに会いにきたのはあなたに読んで欲しい魔族文字の文書があるからなんだけどそのためにあなたを自分の所に連れて来るように言ったのはオセロットなの。もしあの人が本当アーシャから“逃げた”ならそんなこと頼んだりするかな」
と言う。
それを聞いてアナスタシアは「私を呼び寄せて“魔女退治”でもするつもりなのね。そのために退魔騎士になったのかしら」と言うと、サリフィはそれも違うような気がすると言う。
なぜなら魔族の國から来た私の突飛な話を信じてもいいと言ったのだと言う。私が魔族と心を通わせてるってことを知ってそう言ったのだと話を続けようとするが、アナスタシアは「やめて」と言う。
そして「だったら何で私に何も言わずに行ったのよ。“魔女”の私から逃げたとしか思えないじゃない。無責任なこと口にしないで、信じさせるようなこと言わないで!!」と怒るのだった。
サリフィはアナスタシアに近づいて「会いにいってみない?オセロットに」と言う。
そして「あなたの心に引っかかっていることを全部はっきりさせよう」と言う。
するとアナスタシアは「怖い、怖いわ。だってもう一度信じてそれでまた裏切られたら本当にもうおしまいじゃない。そうなったら私どうしたらいいのか」と涙を浮かべる。
するとそれを聞いたサリフィは「その時は一発ぶん殴っちゃおう!」と言って「それで私のこともぶん殴って!」と言うのだった。
最後にアナスタシアの手を握り「あなたの心が本当に晴れたらきっと止まってた時間は進みだすから」と言ってアナスタシアを見つめるのであった。
そう言われてアナスタシアは「どうしようもなく信じてしまいそうになるのよ」と言って顔を手で覆うのであった。
その様子にサリフィはやっぱりアナスタシアが誰よりもオセロットを信じたいんだと思っていることを感じ取るのであった。
そしてアナスタシアは「オセロットに会いに行く。私を裏切った恨み言、気の済むまでぶつけてやるわよ」と言う。
そう聞いてサリフィは行こうと言うが、目を回し再びベッドに戻りアナスタシアに「バカね、まずはその熱を下げてからよ。
ここまで啖呵を切ったんだもの。
私をあいつの所に連れて行くまであんたには死なれたらこまるの」と言って額に濡れタオルを乗せるのであった。
そしてサリフィは「気になることはたくさんあるけど、今はとにかく休まなくちゃ、もう少し待っててね、おーさま」と思いながら眠りにつくのだった。
おーさまは「やはり妙だ。何か得体のしれない魔力の気配がある。何かがこの王宮から起ころうとしているー?」と不安を感じているのだった。
「贄姫と獣の王」73話の感想
「贄姫と獣の王」73話を読んだ感想(ネタバレ含む)1
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