漫画「鳴様はガマンできない!」のネタバレ
2019年11月5日発売 花とゆめ23号 掲載 読み切り
「むかしむかしあるところに雷がたくさん落ちるお山がありました。そこには、恋する雷神様がおりました。」
雷神様こと鳴様は「冬弥のやつ今日も私に会いに来よる、後頭部の丸みが最高に愛らしい」と思いながら木の陰から様子を眺めるのであった。
その様子を見て雷太は鳴様に会いに来たんじゃなくて山菜取りに来たんだろと言うと、うるさいぞと言って鳴様は怒るのだった。
そこに冬弥がやって来て「鳴様?」と声をかけると「冬弥―!!」と言って雷がドォンと鳴るのであった。
すると冬弥は「あ、しいたけが焼けた」と言ってそのしいたけをもぐもぐ食べるのであった。
ふもとの村の少年の冬弥は雷が効かない特殊な体質だった。
雷太に感情のまま雷を使うのはやめろと怒られるが鳴様は操れないのだからしかたないだろうと言って喧嘩するのであった。
そして鳴様が「雷を落とされたくなかったら来なきゃいいんじゃ」と言うと冬弥は「ちゃんとわかってますからそんなに反省しなくても大丈夫ですよ」と言って頭をポンとする。
「誰が反省なんか」と言う鳴様に冬弥は雷を見ていれば分かりますよと言って「音だけゴロゴロ言ってる時は反省したり落ち込んでるとき」と言うのであった。
そしてびっくりした時と怒った時は雷を落とすし、嬉しい時は光が点滅するのだと言う。
そして鳴様の気持ちを知ってか知らずか「僕が来た時はいつもの5倍点滅します」と言って「それがすごくかわいいんですよね」と言うといきなり雷を落とされるのであった。
そうかと思いきや今度はすぐに雷が点滅するのであった。
鳴様は「どうしよー!冬弥に私の気持ちがバレるのも時間の問題じゃー!“」といいながらドーンドーンと雷を落とし続ける。
雷太は別にバレてもいいんじゃないか?と言うが鳴様は「恥ずかしいじゃろがー」と言う。
そして意を決して鳴様は「雷操る練習する!!」と言うのであった。
こうして鳴様の練習が始まったのである。
鳴様は雷を落とすのをこらえる練習じゃと言って私を驚かせろと冬弥に言う。
そして冬弥は「鳴様が雷を操れるようになったら僕以外の人もこの山に来れるようになりますもんね。
こんな可愛い神様がいるって知ったら皆驚くだろうなー」と言うのであった。
それを聞いて鳴様は堪えらずピカピカと光らせるのであった。
次にいきなり冬弥にうしろからぎゅっとされて「何しとんじゃー」と言ってドォンと雷を落とすのだった。
この方法は冬弥の家ではよくやる驚かせ方なんだと言う。
鳴様が次じゃ次と言うので、冬弥は考えたあげく鳴様の体をこちょこちょするのであった。
くすぐったいから離せという鳴様に冬弥は「それじゃ練習になりません。逃がしませんよ鳴様」と言って再びこちょこちょされ耐えられず雷を落とし続ける鳴様であった。
ついに鳴様はドキドキして集中できないからと冬弥から逃げて木に登ってしまうのであった。
そんな鳴様の顔にトンボがぴとっと引っ付く。
そしてドォンと雷を鳴らし鳴様は木から落ちそうになる。
落ちてくる鳴様を冬弥は受け止めるのだった。そして「何やってるんですか!!」と言って冬弥は鳴様を怒るのであった。
鳴様は自分が神さまだから死なないと言うが、冬弥は「そうだとしても自分の体は大切にしてください、心配になりますから」と言うのであった。
そして雷がゴロゴロ言ってないからちゃんと反省しているのかと聞こうとすると、鳴様は笑って「本当お前は変なやつじゃなぁ、お前こそケガないか」と冬弥の頬を触りながら言うのであった。
するとたくさん光っているので冬弥が「光ってますけど、なんで喜んでるんですか?」と聞くと鳴様は「うるさい」と答えるのであった。
鳴様の光は一晩続きあたりをあたたかく照らしてそれはたいそう美しい景色だったそうだ。
その後も鳴様は練習に頑張っている。
なぜなら冬弥をどんどん好きになっていくからだと言う。
いくら冬弥が鈍感とはいえ、このままじゃ絶対バレるじゃろーと言う。
雷太が完全に恋する乙女だなと言うと鳴様は「うるさーい!」と言ってドンドン雷を落とすのであった。
そこに「鳴様、雷太、妹が団子作ってくれたんで食べましょー」と言って冬弥がやって来る。
その冬弥の後ろの木が折れて冬弥に直撃する。
冬弥が木の下敷きになって倒れたのを見て鳴様は我を失い「死ぬのか?嫌だ」と言って雷を打ち鳴らし続けるのだった。
その鳴様の雷の音に目覚めた冬弥はその様子を眺めている。
鳴様と冬弥が出会ったのは凍えるほど寒い冬の日であった。
雷をドォンと落とした鳴様だったが冬弥には効かなかった。
鳴様は雷が効かない人間を初めて見たのだった。
冬弥は「冬に一人はつらいでしょう。よかったら僕の家に来て下さい」と言うが鳴様は「私がうっかり雷を落としたらお前の家族死ぬぞ、さっさと帰れ人間」と言うのであった。
すると冬弥は「僕が雷神様に会いに来ますね。僕なら雷落とされても平気ですし」と言って毎日山に来るようになったのであった。
そして冬弥だけは私のそばにいられると思って甘えることもできるようになったのである。
こんな気持ちは何百年生きて初めてで、鳴様は恋に落ちたのであった。
起きた冬弥は暴走している鳴様にキスをする。
そして「止まりましたね」と言って優しい笑顔を見せる。
鳴様が口に入った何かをガリッと噛むとそれはとても苦いものだった。
すると冬弥は笑って「さすがうちの秘伝の苦薬」と言うのであった。
そして鳴様は「冬弥、お前大丈夫なのか」と聞くと冬弥は「ちょっと意識飛びましたけど、大きなケガはありません」と答えるのだった。
それを聞いて「よかった」と言って鳴様はくてんと倒れこむ。
雷太は力を使いすぎたんだろと言う。冬弥は「本当に鳴様はほっとけない」と言って鳴様を抱えていく。
そしてまた冬弥が鳴様を後ろから抱きしめるとドォンと雷が落ちるので、冬弥は「雷操るの上手くなったって言ってませんでした?」と鳴様に尋ねると、鳴様は「これは反則じゃろが」と言って恥ずかしがるのだった。
「鳴様はガマンできない!」の感想
「鳴様はガマンできない!」を読んだ感想(ネタバレ含む)1
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