漫画「魔入りました！入間くん」138話のネタバレと無料読み放題

2020年1月9日（木） 週刊少年チャンピオン6号 発売

138話のネタバレ

第138話　開花の条件

入間とリードくんが皆に祝ってもらう中、二人の前にやって来た者がいる。

「この度は誠に申し訳なかった」と言ってオロバスは頭を下げる。

「え？」と驚く二人を前にオロバスは「勝利を求めるあまり記憶が混濁するほど我を失ってしまい…タガを…道理を外れた行いをした…本当にすまない」と言って謝る。

すると入間は「いいよ」と言って「それだけ真剣で全力だったってことでしょ？僕たちも全力で戦ったし」と言う。

リードくんも「別にルール破ったわけじゃないんだしさぁー」と笑顔で答える。

二人がオロバスへの仕返しはジャジーたちがやってくれたしと言うのを聞いてオロバスは戸惑いの表情を浮かべる。

そんなオロバスの後ろから「おーい、オロバス～。3位すげぇな～！！」と言って声がかかる。

そして2位じゃないことに残念だなと言われて、オロバスは「別に2位じゃなくても…」と言うとそれを聞いて皆は驚いて「ただのスゴイやつじゃん！！」「怖がってごめんね！」「打ち上げ一緒に行こーぜ！」などと声をかけられて、ワイワイと楽しい雰囲気になるのだった。

後ろから「イルマ」と声がかかる。それはアメリさんだった。

アメリは「私の予想をまた覆すとは…流石だな。実にかっこ…んんっ！！見事だった！…わけだがその～なにか私に渡すものとかは…」と言う。

そこにナフラさんがずいんと割り込んで来て、アメリの前で手を挙げる。

するとアメリは「うむご苦労だったなナフラ」と言ってナフラさんをねぎらう。

入間が状況を飲み込めず戸惑っていると、アメリは「アンプシー・ナフラ。私が新たに勧誘した生徒会の1年役員だ」とナフラさんのことを紹介する。

すると先生がふいと出てきて「ナフラさんは今日運営側として！収穫祭に参加してもらっていたの！皆には内緒の隠しキャラよ！」と伝える。

このナフラこそリーフ獲得条件の1つで、ナフラを助け“虹如露”を入手・使用しなければリーフは開花しなかったのであった。

学校が決めた㊙ルールで毎年誰か1人に手伝ってもらうのだと言う。

それを聞いて二人は「全然気づかなかった」と思うのだった。

そんな二人の前で「ほんと面倒で…質の悪い条件だよね～」とリーフが話し、二人に「お疲れ様です」ととぼけた顔で話しかける。

みんなはリーフがしゃべったことに驚いて叫び声をあげる。

するとリーフが「説明を始めます」と言って「はい、じゃ、優勝者はこっちおいで」と言う。

「ゆるい」と言われて、リーフは「いや正直収穫できる奴が本当にいると思わなくてほぼノリでできてるから私…」と言って「そもそも開花の条件が…」とその工程を説明して「ははっ」と笑う。

入間とリードがよく咲かせられたなと思う中、リーフは「この手順に込められた想いは実にシンプル」と話す。

その想いとは「目先の利益にとらわれず他者（ここではナフラ）を思いやり、理不尽を楽しみ、自らの野心に従って飽きずに挑み続けられる何事も諦めない…そんな最も悪魔らしくない悪魔に出会いたい」と言って入間を見つめる。

その時入間は「おまえか」と言って頭を捕まれた時のことを思い出した。

そしてリーフは説明も終わったことだし、と言って「私も最後の仕上げといきますか」と言って軸から離れ浮いていく。

プクゥむくぅとどんどん膨れていく。

そして空に上がり「よく闘った若き悪魔たちよ！！新たな若王の誕生を祝し、私から君たちに褒美を与えよう！！とくと拝むがいい！！魔界では決して見ることのない…この花を！！」と言って弾け散るのだった。

爆発に驚いて目を閉じて、次に入間が目を開けるとそこには大きな桜の木が満開に咲いていた。

悪魔のみんなは初めて見る景色に驚きを隠せない。

しかし入間は「すごく…見覚えがある」思い「桜だ」と思うのだった。

そんな時「イルマッく～ん！！優勝おめでっと～う！！」と言いながらおじいちゃんが入間に飛びついて来た。

そして入間を抱きしめながら「これが“伝説のリーフ”、収穫祭をつくった方は…この花をみんなに見せたかったのかもねぇ…」と言う。

入間がおじいちゃんに「でも、この花って…」と聞こうとするが、おじいちゃんは手をポンと叩いて「ウム！最高のシチュエーションだね！」と言って「美しい花と戦いを終えた愛しき生徒たち！ハイ！そこの2人！並んで並んで！！」と入間とリードくんに声をかける。

次の瞬間、二人に王冠とマントが贈られる。

そしておじいちゃんは「このまま表彰式！！位階発表やっちゃうよ！！」と言って、右手にマイクを握り、左手でVサインを決めて見せるのだった。