28話のネタバレ
episode 28
別所は泉を探してスマホを手に学校の中を歩いている。
太一に会って泉を見なかったかと聞くと太一は知らないと言いかけたが、ベンチのところにいる子のこと?と居場所をばらされてしまう。
そして別所は太一にあの三人は何をしているのかと聞くが、思いつめて今なら壁にキスするのもありか、と謎の事を言い始める。
太一になんでと聞かれて、英二とガチンコした代償だと答え、太一は相原が別所に気持ちを伝えたことを知るのである。
泉は藤村小春と池澤瑞穂が二人一緒に待っていることに驚いていた。
小春は泉に話がしたいって言ったじゃないと言い、泉は私も思っていたよと答える。
そこに池澤さんがいたことにとまどっていたのである。
すると小春が誘ったのだという。
池澤さんも泉に聞いてみたいことがあるからとのことである。
すると池澤さんは泉の中学生の頃がどうだったのか聞いてみたいだけだと言い、泉は中二で転校してきてと言いながらスマホの写真を見せ始める。
写真を見て池澤さんは泉に行ってはいけないようなところばかり行っていて、なんだか意外だわと話す。
英二は家で本を読んでいたみたいだけど遊ぶときはいつも外だったと説明する。
池澤さんはその写真を見ながら仲がよさそうなことが伝わってくると言うと、泉はむかしから励ましてもらったり、一番仲がいい友達だったと屈託なく話す。
それを聞いて池澤さんはいつもそんな風に言っていたのかと、そんな言い方をするから相原くんは苦しんでいたのかしらね、と言う。
それを聞いて泉は私は本当にそう思っていたからと答えると同時に池澤さんの英二に対する恋愛感情に気づいたのである。
池澤さんは泉を責めたいわけではなく相原がつらそうだったからと言い、すでに振られていることも話す。
泉は池澤さんの気持ちを改めて知ったわけだが、ならばどうして今相原と付き合っている小春にも聞かないのかと疑問を感じる。
そして小春が口を開いて「例えば彼女がいるのに近づいて横取りするために好きじゃない人と付き合うフリをした」と、この話を泉に言いたかったのだと言う。
相原くんは自分が邪魔しようとしているのを止めるために付き合おうと言ってきたので、自分もその方が別所となかよくなれるんじゃないかと思ってその話しに乗っただけだという。
別所くんが好きだったからだと言う。
泉が転校してきてからも諦められなかったから、仲良くなってWデートしようと言ったのも下心があったからだと言う。
その下心は別所くんと休みの日に遊びに行きたかったからだったけれど、相原くんにそれは無理って言われて本当にその通りだったと気持ちを打ち明ける。
大事にされている泉が羨ましくて、だからずっと嘘をついていてごめんね、と泣き出してしまう。
でももう諦めているし恋愛はしないという小春に池澤さんはそれはダメだと真剣に答える。
小春は池澤さんを巻き込んだことについても謝る。
その二人のやり取りを聞いて泉は小春に、小春の気持ちを知らないで無神経なことを言って傷つけてごめんと謝りながらも、びっくりしたけど本当の事を話してくれて嬉しいとも言う。
そして自分はいつもこんな風だから大事なことに気づくのが遅くて鈍感な自分が嫌になって自分は戻ってこなかった方が良かったのかなと思っていたと話す。
こっちに戻ってきて小春に友達になろうと言われたのが嬉しくて楽しかったから「改めて友達になるのはどうですか!?」と気持ちを打ち明ける。
それを聞いて小春は別所くんは泉のそういうところが好きになったのかなと言い、相原くんも、と付け加える。
そして、小春はなんで泉ちゃんなのかずっと不思議だったと言う。
でも話してみて分かった気がすると言う。
私が泉ちゃんの立場だったらそんな風に言えないということに改めて気づかされたのだ。
そこから再び二人は意見をぶつけ始めたので、池澤さんが二人とも落ち着いてと口をはさむ。
最後には小春が本当にごめんねと謝り、泉もごめんと返す。
話し終わって小春はもう帰ると言い、泉は良かったら一緒に帰らないかと声をかけるが、小春は真顔で帰らないと答える。
少し落ち込む泉に、明日ならいいよと言い「また明日ね」と笑顔で手を振って帰っていく。
そして池澤さんも色々教えてくれてありがとうと言って帰っていく。
そんな時、泉のスマホが鳴り、別所からのメッセージが届く。
それは英二が教室にいるから行ってやってと言うものと、オレが藤村と帰ると言うものだった。
1人で泣きながら帰る小春に別所は声をかける。しかし振り向こうとしない小春に英二とキスしちゃったと話す。
そしてキスは不本意だったけど、英二と仲直りしたと話す。
そして最後に小春は泉ちゃんはまっすぐで別所くんは優しくて私はそんなところが好きだったと気持ちを伝えた。
それを別所は優しい笑顔でありがとうと答える。
泉が教室に着くと相原は海に行こうと泉を誘う。
28話の感想&考察(ネタバレ含む)
「恋を知らない僕たちは」 28話を読んだ考察(ネタバレ含む)1
30代女性
泉はまず小春と瑞穂が待ち合わせの場所で、一緒に待っていることに驚きました。瑞穂は小春が誘って連れてきたのだと言うことを話の中で知ることになります。
泉は気づいていませんでしたが、小春は泉が付き合っている別所のことを泉が転校してくる前から好きで、瑞穂は泉が振った相原のことが好きなことを最終的に知ります。最終的にと言わざるを得ないのは、小春がなかなか本心を打ち明けなかったためです。それは小春は別所が好きなことを隠して、ともすれば二人の邪魔をしようとしていたことに端を発します。それに気づいた相原が付き合っているふりをしようと提案し受け入れたようです。その受け入れた理由も相原といることで自然と別所の近くにもいれるのではと考えたからだったようです。なんとも遠回りしている話ですが、小春はようやく泉に本当のことを話して謝ることができました。
泉は小春に「改めて友達になるのはどうですか!?」と言いますが、やはりなかなかできることではないと考えられます。自分の彼氏のことをもう諦めたとは言え、好きなわけですから普通はそんなことは言えないと思われますが、そういう心を持っている事が泉が別所に気に入ってもらえたところなのかもしれません。
一人で帰った小春を別所が追いかけて少し話をして小春は気持ちをきちんと伝えることができて良かったと同時に、その時の別所の対応が本当にできすぎだと思うほどです。
最後、別所に言われて泉は相原に会いに教室に行きます。そして海に行こうと誘われています。相原はすでに別所と話をしてなぜか別所とキスまでして泉への思いを断ち切ったはずですが、海に行った二人が何を話すのかとても気になるところです。