漫画「恋と国会」 12話のネタバレと無料読み放題

2019年12月2日週刊ビッグコミックスピリッツ1号 発売

12話　　選ばれし者たち

恋とマシンガンならぬ恋と国会のはじまりである。

山田一斗は事務所の当選祝いの花束をみてうっとりしている。

山田一斗、この名前をきくとかっとび一斗を思い出す人も多いだろうが、この恋と国会の山田一斗は女性だということを知ることが、この作品を知る第一歩なのである。

事務所には一本十万円の蘭の花だけではなく、高級な酒や高級なお菓子が山のようにならんでいた。

しかしそれは一部のものだけだ。

令和の時代、この恋と国会の世界の日本も格差社会となり、経済は低迷しているのに総理大臣は4年間変わっていないという暗黒の時代に突入していた。

この国の総裁、総理大臣は大黒栄介という。

山田一斗は秋葉原のシアターの前に立っていた。するとギャラリーが集まりだす。そう、山田一斗は元人気アイドルグループの一員なのである。

有名税ということで酔っ払いにもやらせろとかいわれてからまれる山田一斗。

山田一斗は酔っ払いの喧騒をかわして、以前お世話になったルンペンの横山さんにあいさつした。横山さんから同じく雑誌拾いをしていたルンペンの西村さんが亡くなったと聞かされる山田一斗缶。

かならずまた生きて会おう。山田一斗は横山さんにそう言ってわかれた。