漫画「EDENS ZERO（エデンズゼロ）」 82話のネタバレと無料読み放題

2020年2月19日（水） 週刊少年マガジン12号 発売

82話のネタバレ

第82話　説教

ドラッケンはシキに「おまえはあの女の価値を知っているのか」と聞く。シキは「大切な友達だ」と答える。それを聞いてドラッケンは「友達？同調やら共感とやらをするだけのコミュニティだろ。最も価値が無い存在だ」と切り捨てる。その言葉にシキは「友達がいるから…前へ進めるんだ！！！」と言って拳に重さを込めてドラッケンの腹に打ち込む。しかしドラッケンはそのシキの拳を軽く受け止める。そしてドラッケンはシキに「オレの手をドラムール鉱石に変えた。ギルストで一番重い鉱石だ」と言って「おまえの事は少し調べさせてもらった。魔王ジギーから受け継いだ重力の力。サタングラビディの使い手」と話す。そしてドラッケンは「マスター・ノアの話じゃお前が“キャット”の力を引き出す鍵だとな」とシキに言う。そしてドラッケンに捕まれたシキの手は徐々に石のようにされてしまう。ビーノはシキの危機を感じて走り寄ろうとするが、そこはジンに邪魔をされて助けに行くことができず「ご主人―！！！」と言う叫び声だけが響き渡る。

　ドラッケンの家で、シキは腕を縛られた状態で目覚めた。するとそこにはホムラもレベッカもワイズも捕らえられていた。その時「おっと動くな」と言う声がして、シキの前にドラッケンがドンと現れる。ワイズ以外の三人が動こうとするがドラッケンが「動くなと言っただろう」と言ってみんなは頭に銃を突きつけられ、囲まれてしまう。ドラッケンは「すまないなァ、レベッカ。おまえは本来こっち側の人間なんだが。仲間として受け入れるまではそっち側として扱わせてもらう」と言う。レベッカは「お願い！！！ワイズに薬を！！このままじゃワイズが」とドラッケンに頼むが、ドラッケンはワイズを見て「この死にそうなガキか、薬ってのは何の事だ」と言う。シルフがケースを差し出して、ドラッケンはその薬を手に取る。そしてその薬を握りつぶして「ははははは」と高笑いする。シキが「てめぇ」と言って怒りをあらわにすると、いきなりドラッケンに銃で足を打ち抜かれる。そしてドラッケンは「じっとしてねぇと次はおまえ以外の奴を撃つ。いいか…おまえが騒げば他の奴が撃たれる。よぉく覚えとけ小僧」と言う。レベッカが「ハッピーとビーノはどこ？」とドラッケンに聞くと「町のジャンク屋に売った」と言われる。それを聞いてレベッカは涙を浮かべて「ヒドイ」と言う。ホムラが「そなたたちの目的は何なんだ」と聞く。するとドラッケンは「目的？そりゃいくつかある。そうだな…まずは分かりやすいヤツからいこう」と言って説明を始める。それは「おまえたちはこのドラッケン・ジョーの船に無断で侵入した。こいつはダメだ…なめられるのは好きじゃねぇ。オレはこういうルールを破る奴は絶対許さねぇ。だからまずはそのルールを破った罰を与える。それが目的の1つだ」と言って銃をべろおっと舐める。そして「罰といってもオレは人を殺さねぇ。なぜだか分かるか？どんなクズでも金になる可能性はある。人間ってのは財力なんだ。殺すなんてもったいねぇ」と言ってホムラに目をやる。そしてホムラに「紅婦人の娘だろ？若い頃の奴より器量がいい。あいつが借金の返済にどんな仕事をしてたか知ってるか。おまえならもっと稼げるかもしれねぇなァ」と言ってホムラの頬をつかむ。するとレベッカがうつむきながら「みんなを解放して…何でも言う事聞くから…よく分かんないけどあたしが必要なんでしょ…ハッピーとビーノも返して…お願い…」と震えながら懇願する。シキは「だめだ」と言って止めようとする。ドラッケンはそれを聞いても「おまえの頼みを断るのは心が痛むがこれはルールだ、それにおまえはまだ正式にオレたちの仲間になった訳じゃねぇ」と言う。それでもレベッカは泣きながら「お願いします…仲間になります…何でもします…みんなを助けてください…」と頼む。

　ドラッケンはワイズの腕を繋いでいた手錠をガシャンと外して、恐ろしい顔で「そいつの腕を切り落とせ」と言う。それを聞いてシキは「よせ！！！！！」と言い、レベッカは「やめてー！！！」と叫び、ホムラは「正気か！！？」と言って驚く。すると炎のファイが何の躊躇もなく「よぉく覚えとけやワレェ、冒険ごっこのつもりがァ、誰に逆らったかっちゅう事をのォ！！！」と言って刃を振り降ろす。ホムラが「ワイズー！」と叫ぶ中、腕が宙を舞うのだった。