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漫画「ドメスティックな彼女」254話のネタバレ
2019年12月4日(水) 週刊少年マガジン1号 発売
254話のネタバレ
第254話 最後の献身
夏生と陽菜が病室につくと、桃源先生は横たわり酸素吸入器をつけている状態だった。
先生のその様子に夏生は驚き「先生」と言うのが精一杯である。
先生は蔦谷が余計なことを、と言いながら夏生を見る。
夏生は先生に再発していたのかと聞く。
先生は「わりと早かったよ」と言って、手術で取り切ったと思っていたが僅かに残っていて気づいた時には転移が始まっていて治療もしたがこれ以上は望めないのだと言う。
そして目を閉じながら「草亮が呼んでんだ」と言うのだった。
それを聞いて夏生は部屋に置かれたバスのおもちゃを見つめる。
そして、なんでもっと早くと言う夏生を見ながら、陽菜は以前先生のお宅に行った時に先生が倒れたことを口止めされていたことを思い出していた。
先生は夏生にこんな姿を見せずに逝くつもりだったのだと言う。
冷たいと言う夏生に先生は「そんな面見たくなかったからよ」と答えるのだった。
二人はタクシーで帰りながら、夏生はさっき話そうとしていたことを説明しようとする。
陽菜はわかってるから言わなくていいと言って「それより大丈夫?先生のこと」と心配する。
うつむいて泣き始めた夏生に陽菜はハンカチを手渡すのだった。
夏生は先生の娘である華先輩に先生の病状を伝えるために会いに行った。
すると華先輩は今どこの病院にいるのかと夏生に聞くのだった。
そして二人は一緒に先生の病院に向かう。
病室の扉を開けて、華先輩は涙をこらえながら「桃源先生」と声をかける。
すると先生はベッドに座って執筆しながら「小説は書いているのか?」と聞く。
すると書いているがまだ完成していないと言う。
すると先生は「ならこんな所に来てないで原稿に向かえ。
この道でやってくと決めたんだろう。
いらん感傷に浸るヒマがあるなら今すぐ帰って書け」と作家としての厳しい言葉を言うのだった。
あとで夏生にあんな風に追い返さなくてもと言われると、先生は血の繋がりはあれど「今の関係は作家と作家志望だ」と言った後で「いきなり現れた娘にどう接するべきかなんざわからん」と言う。
それを聞いて夏生は「嬉しいくせに素直じゃないですね」と言って笑うのだった。
先生が執筆していた内容が、夏生と一緒に取材に行った林業が題材の話だと分かった。
先生が今回のは短編集にしようと思っていると言うが最後に「完成できるかはわからんがな」と言うのを聞いて、夏生は自分が手伝うと言うのだった。
先生が口述するのを自分が書くと言う。
そういう迷惑を掛けたくないと言う先生に夏生は先生の身の回りのことは俺の仕事ですからと言って「もう俺に隠す必要もないでしょう?」と言うのだった。
それから夏生は机と椅子を先生の病室に持ち込み、学校が終わると病院に通って先生のお世話をしていた。
陽菜が病室にお見舞いに来た帰りに頑張りすぎて倒れるんじゃないかと心配して夏生を見つめる。
すると夏生は今はこうしていたいと言って「先生は俺が迷った時や躓いた時いつも道を示してくれた。
俺にとってはこんなことじゃ返せないくらいの恩がある。
家族みたいな大事な人なんだ。
だから出来る限り少しでも傍にいたい」と言う。その言葉を聞いて陽菜は安心したように優しく夏生を見つめるのだった。
病室に「完成しました!是非読んでいただけないでしょーか!!」と言って華先輩が原稿を持ってやって来た。
先生は的確なアドバイスをして華先輩は真剣な眼差しでその話のメモを取っている。
その後、夏生は先生の体を拭きながら「華先輩は先生の才能をしっかり受け継いでますね」と言う。
先生は才能なんて大層なものは自分にも娘にも無いが、読書好きという所が多少似ただけだと答える。
夏生は「息子さんが生きていたら“作家になる”って言ってたんですかね」と尋ねる。
先生は「作家は勧めない」と言いながら「そもそも息子が死んでなかったら作家続けてたかもあやしい」と答えるのだった。
そして「確かに生きてりゃ、酒飲みながらこんな話もしてたのかもな」と少し笑みを浮かべて話す。
すると夏生は先生に「一杯やりますか」と言って笑顔で売店で買ったサイダーを差し出すのだった。
そして「お酒も息子も代用ですけど気分だけでも」と言ってコップを渡すと、先生は「十分だ」と言って受け取る。
二人は笑って「乾杯」するのであった。
少しずつ先生の具合は悪くなっていった。
横になって酸素マスクをつけるようになった。
その先生の姿を夏生は静かに見つめる。
すると先生が小さな声で何か言う。
「わかりました」と答えて夏生は医者に許可をもらいに行った。
夏生は先生を車いすに乗せ「よかったですね、許可が出て」と言いながら先生にニット帽をかぶせる。
先生は何か答える。
それを聞いて夏生は「そんな風に言わないで下さいよ」と言って「じゃあ、行きますか」と言って車いすを押し始めるのだった。
「ドメスティックな彼女」254話の感想(ネタバレ含む)
「ドメスティックな彼女」254話を読んだ感想(ネタバレ含む)1
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