漫画「BEASTARS」158話のネタバレ
2019年12月26日(木) 週刊少年チャンピオン4・5号 発売
158話のネタバレ
第158話/ 聞いたこともない言葉だが
鉄格子のついた窓から3匹は裏市の様子を見ている。
その三匹に「気分転換はおわりだ」と声がかかる。
そして「生き餌のお前らに月1でもこうやって外の世界見せてやってるんだ感謝しろよ!!さっさと牢に戻る!!」と促されエレベーターに乗せられる。
真ん中にいるのはルイなのだろう。
彼は「大丈夫だよ、僕たちはずっと一緒だよ、いつか食われるその日まで」と子供のころ思っていたのだった。
ダンっと肉の塊が切られる音がしてルイは顔を上げる。
そして裏市の様子を見て、子供のころ柵越しに見ていた裏市が戻って来ていることを実感するのだった。
ルイはこんな景色を見ながら郷愁を覚えることを妙な話だと思っている。
しかし肉食獣にじっとこちらを見られて「“商品”はしっかりしないと襲われる。偵察に集中!!」と気を引き締めるのだった。
その時、後ろから「え、一億ないと今俺ルイ先輩と喋れないんですか?」と首から下げたプレート読むレゴシに話しかけられる。
ルイはレゴシとは会う予感がしていたと思いながら「変装なんだから合わせろ」と小声でレゴシに話すルイだった。
レゴシはビルから「裏市の様子がおかしい」と聞いて来てみたのだと言う。
あちこちに獅子組やメロンの旗が立っていることにレゴシは全体的に危険な感じだと思うのだった。
ルイは裏市でレゴシと一緒にいる状態に「友達に生まれ故郷を見られてるような気まずさ」を感じてヘンな感覚になっている。
無言のルイにレゴシは「話すくらい良くないですか!?あ、せめて値引きを」と言って0を5個ぐらい減らすように頼む。
するとルイは「1000円!?どんだけ安いんだ俺は!!」と怒って「俺は定価でも700万はしたんだぞ…!!」と言う。
そしてルイは振り返って「この際だ、レゴシ…俺の実家見ていくか」と話す。
レゴシが「ご実家に!?行きたいです。て…手土産とかないけど」と真顔で答えると、ルイは「いらん」と即答する。
「このタワーは生き餌の売買がされてた売り場で、俺は5歳までここで育ったんだ」と話す。
そしてタワーの中の様子を見て「どうやら廃業したらしい。同じ牢にいた仲間たちも恐らくとっくに…」とレゴシに話す。
ルイはレゴシに「全然驚かないんだな」と言うと、レゴシは「ルイ先輩の口調からして俺も冷静に聞いた方がいいと思って」と言った後、レゴシは「あの時の俺が頂いた右足の“4”て…」とルイ先輩の足に書いていた数字を思い出す。
するとルイは
「ここで付けられた商品番号だ。右足には俺の呪いすべて込められてたんだ。いっそあのまま全身食ってほしかったよ。大事な所を削られて…俺はこんなに変わったのにレゴシは変わらず飄々としている。なんなら全部食ってお前も変わり果ててほしかった」
と本音を話す。
それを聞いたレゴシは
「俺だってあの食肉で削られましたよ。前科がついて学校もやめた。でも可能性もチャンスも身も心もどんどん削られていく…それでも今の自分が一番。“生きる”ってそういうことなのかなって。俺だって誰にも言ってこなかったけど…本当は昆虫館の職員になるのが小さい頃からの夢だった。ルイさんが変わってしまった責任は俺がとります!!だからルイさんも俺の人生、責任とってください。それであおいこだ。責任とり合えばいいじゃないですか」
と力説する。
しかしルイは「知るか昆虫館で働き損ねたお前の人生なんて」と言って怒っている。
ルイ先輩の様子を見てレゴシは「言いたかったのはそういう事じゃなくて…」と頭を抱える。
エレベーターの中でレゴシは「ルイさんはこのままでいいんですか。裏市が悪化して、表社会も荒れていって。あのメロンという男を止めないと、獣社会が変わっていってしまう」と話を続ける。
それを聞いてルイは「俺もだよレゴシ、俺も本当はこの獣社会を良くしたい」と感じているが、いまだに自分の気持ちの言語化もできないのかと思うのだった。
エレベーターのドアが開いた。
ルイは瞳が濡れていくのを感じる。
悲しいわけでも感激しているわけでもなく、ただただ瞳が濡れていくのだ。
それは初めて義父様にここへ連れて来られた時と同じだ。
義父様に「君ならこの世界を変えられるぞ」と言われた時のことだ。
その時の義父様の横顔とレゴシの横顔が重なる。
レゴシは「ルイさん…2匹で手を組んで…今度こそメロンを捕まえるんです。俺たちなら出来る!!」と言ってルイを見つめる。
しかしルイは「片や前科持ちで片や義足の…ボロッボロの2匹で?何言ってんだお前」と言ってレゴシから目をそらす。そしてルイが「そんなのビースターがやる仕事だ!俺たちがどうこうして成し遂げられることじゃない」と言う。
するとレゴシは「そうですよ俺たちはビースターじゃない!!そんなもの目指してない。こんなボロボロの2匹だ。でも2匹なら…!!“ビースターズ”なら…」と真剣にルイに話す。
その言葉を聞いたルイの目は大きく見開かれる。
しかしルイは「聞いたこともない…何だその言葉。勝手に複数形にするなよ」と言う。
それに反論しようと「いや俺…」と言ったところで二人が乗っていたエレベーターの底が抜けて二人は下に落ちていく。
ガシャアと音が鳴って、ベッドに落ちたレゴシの上にルイが落ちた。
ルイはすぐにガバっと起きて顔を上げる。
そして見つめたその先には見慣れた二匹の姿があった。
ルイは「お前ら生きてたのか…?」と声をかけるのだった。
「BEASTARS」158話の感想&考察(ネタバレ含む)
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