漫画「BEASTARS」145話のネタバレ
2019年9月19日(木) 週刊少年チャンピオン42号 発売
145話のネタバレ
第145話 プライベートも持たぬ肉体
ネコ科は神秘に満ちた種族と言います。ライオン、トラ、ヤマネコ、ジャガーなどネコ科と言ってもたくさんいます。
「霊猫」と呼ばれるジャコウネコのデシコから言わせると、彼らはまだまだガサツで神秘的と言うにはほど遠いものであるとしている。
ジャコウネコの神秘はずばりお股にある。
ジャコウネコの肛門から出る分泌液は花の香りを高める効果があり、香水の原料として高い価値がある。
そしてジャコウネコのうんこから取り出した抹消化のコーヒー豆は腸内細菌の働きでえらく上手いコーヒーになるので、それが「コピ・ルアク」と呼ばれて貴重な一杯になるのである。
それなのにデシコは小さい頃からトイレの個室に入るとからかわれてきた嫌な過去があった。
その経験からデシコは恥ずかしいことではないはずだと自分に言い聞かせていた。
デシコはどうしてこんなに下に力が集中しているのか、僕だってトイレ以外で神秘を起こしたいと思いコピ・ルアク研究団を作ったのである。
そしてそこで混血の種族が持つ未知なる可能性を知るために彼らについて研究し彼らの価値を見出そうと決めたのだと言う。
それを聞いてメロンのことも知っているんだなと尋ねると、勿論!と答えメロンはヒョウとガゼルのハーフの彼の事でしょと言い、彼は頭も良くて非常に興味深いと話した。
ジャコウネコの体は油田同然かとシシ組に言われ、デシコはおかげ様でコウモリを雇って楽しく混血種を研究していると答える。
ネコとコウモリと言う組み合わせが不吉すぎるのか誤解されやすくて、この前も部下がコモドオオトカゲに怪しまれて通報されてしまったのだと言う。
シシ組はデシコを突然訪れてただで情報を教えてくれとは言わないからデシコが持っている混血種族の情報と引き換えに、僕たちは何をすればいいかと尋ねる。
するとデシコは取引って訳かと言って、取引の場にはコーヒーが必要不可欠だから用意しなくちゃと言い、自分が知っているのはメロンの現在の表の顔ぐらいだと言う。
そして一週間分のうんこと言ってみんなの前に差し出す。その中から未消化のコーヒー豆を取り出して、みんなでコピ・ルアクを飲もうと言う。
それを聞いてやりましょうとレゴシは即答し、ルイも渋々同意する。
そしてみんなでデシコのうんちからコーヒー豆を探し始める。レゴシはデシコさんは本物の研究者だと感じ、メロンが今どこで何をしているかもしかしたら知っているのかもしれないと考えている。
いいですか皆さん、と教室では「肉」という概念が生まれてしまった戦後の歴史について講義がされている。
第一次肉食戦争の前までは肉食動物は生命動物、草食動物は自然動物と呼ばれていて殺生のない関係が成り立っていたのと言う。
しかしその関係は戦争を機に崩れてただならぬ仲になってしまった。
そしていわゆる愛憎という、恋愛と同じ厄介な感情が肉食と草食の間に生まれてしまったのだと言う。
そこでチャイムが鳴りその日の講義は終了する。
その講義をしていたのは新しい非常勤のガゼルの先生だった。
そして宿題のレポートを出すように言われるのだがハルはテーマが難しく一晩考えたけれど白紙になってしまったのだと言う。
どうするかと悩んでいると先生に質問してみたらと言われ、ガゼルの先生に相談しに行くことに決める。
「BEASTARS」145話の感想&考察(ネタバレ含む)

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会えました。ジャコウネコの神秘がお股にあるということにまず驚きました。肛門から出る分泌液が香水の原料としての価値があり、うんこから取り出した抹消化のコーヒー豆がおいしいコーヒーになると言う二つの力があるのだそうです。過去にトイレの個室に入ると周りにからかわれて嫌だったと言う過去からデシコはトイレ以外で神秘を起こしたいと思ってこの「コピ・ルアク」を作ったのだという話は興味深いです。そして団体で混血の種族が持つ未知なる可能性を知るために研究を始めたのだそうです。みんなの予想通りデシコはやはりヒョウとガゼルのハーフのメロンのことを知っていたのでした。
この話のあと「この前部下がコモドオオトカゲに怪しまれて通報されてしまった」と言う話が出てきます。これはレゴシのおじいさんのゴーシャが混血の子供たちを助ける為に戦っていた話なのではないかと思います。通報されたとだけ言っていますが、おじいさんが本当に命を落とすような危険は何も無かったのかとても気になります。
一方、メロンと思われる非常勤のガゼルの先生は「肉」という概念が生まれてしまった戦後の歴史について学校で講義をしているようです。表面上、授業の分かりやすい良い先生のように、見受けられます。その授業を受けている生徒にハルがいることもポイントになりそうです。先生に質問に行こうとしているところで終わっていますが、ハルがその正体に気づくのか、はたまた逆にメロンからターゲットにされてしまうのか、何か事件が起きないか気になるところです。