BEASTARS「漫画コミック単行本20巻」のネタバレ&発売日と無料読み放題

BEASTARS

漫画「BEASTARS」20巻のネタバレ

コミック「BEASTARS」20巻(2020年 2020年6月頃発売予定)

BEASTARSの20巻には、170話(2020年3月26日 週刊少年チャンピオン17号 発売)〜178話()が収録される見込み。

「BEASTARS」170話のネタバレ&感想・考察

2020年3月26日(木) 週刊少年チャンピオン17号 発売

BEASTARS 170話 

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170話のネタバレ

レゴシはキューを止めようと追いかけている。その時、レゴシは「あぁ…この感覚…“テーブルクロス”が始まってる…!!」と思う。肉食獣は戸惑ったり怒ったり苦しんだり…感情をコントロールできなくなると鼻に皺が寄る。この状態を獣たちは“テーブルクロス”と呼ぶのだ。それは「テーブルの上に美しく配置された食器・グラス・カトラリー…完璧な食卓が目の前にあるとする。そこに手を置いてテーブルクロスを引っ張ると生まれる皺…その皺に引き寄せられるように食器の位置はバランスを崩していき…やがて…重力に逆らうことなどできるはずもなく、すべて台無しに…テーブルクロスの皺はとんだ惨劇を巻き起こす」と言うことを意味し、肉食獣の身体も鼻の皺が寄るとそれが引き金となり、理性が転落し心も身体も狂暴化するのを自力で止めるのが難しくなるのだ。どうしようもなく腹が減る、喉のうなりが「ぐるるる」と声に絡む、これらも全部“テーブルクロス”の現象だ。レゴシは「あの時以来だ。こんなに体が熱いのはリズとの決闘以来だ。あの時はルイさんの足を食べてたから胃の満足感があってむしろ今より冷静だったかもしれない」と思い始める。そしてレゴシは「今の俺は?ただ腹を空かせてウサギを追うオオカミ?」と自分の動きに疑問を持つ。

キューは振り向いて「レゴシ!!早く私を止めないとあの調子こいたキリン殺すぞ!!」と言う。レゴシは「違う違う、俺は何の罪もないキリンを助けるんだ!!」と思いながら「キューさん、この状況、心と体が混乱するんですけど!!こんな修行おかしいですって!!」と叫ぶ。するとキューは振り向いて「何もおかしくない。すべて手に入れてるキリンを貧乏なウサギが妬んでギプスでつながりかけてた骨を再び粉砕。新聞の記事にしたって出来すぎなくらいだ。私は本気だ。縄のしなりも今日は調子がいい」と言って、縄をビュンと道の看板に巻き付ける。そしてぐいっと縄をひっぱるとその看板のポールがバキッと折れる。キューは「キリンの首の骨を折るなんてパスタを折るようなもの」と言ってどんどん走っていく。レゴシは折れた看板に驚きながら、再びキューを追いかける。レゴシは「俺の本気を引き出すためだけに言ってるとは思えない!!ダメだよキューさん、草食が草食を襲うなんて!!そうだ…悪役(ヒール)は常に肉食側でいい。例えば俺がキューさんを襲えばいいさ…腹も減ってる…腹ベコだ…」と思い始める。しかしくわッと目を開いてレゴシは「いや、そうじゃないだろ俺!!落ちつけ!!テーブルクロスの皺を戻せ!!押さえろ!!手を止めろ!!怖い…怖い…」と思う。 

前を走るキューはレゴシの様子を見て「やっぱりな…レゴシの本領は草食獣を守るためにこそ発揮される」と言うことに気づく。キューは「肉食獣は戦闘にのめり込むほど前傾姿勢になる。アゴと牙は手足よりよっぽど信頼に足る兵器だと体が分かっているからだ。私が見世物としてファイトマネーをかせぎに行く闘技場では皆見くびって手足から私に伸ばしてきたが…ようやく私に本気で向かってくる肉食獣が現れた!!修行の糸口も見つけた!!噛むなり食うなりなんでもこい!!」と思いながら走っている。

一方のレゴシは「口周りに狂暴が集まっていく!!嫌だ!!噛みたくない!!食べたくない!!俺の食肉、ルイさんが最初で最後だ。食べたくない!!噛みたくない!!食べ…あ…俺、入れ歯だった」と思い出し、我に返る。レゴシは自分の意思で「もう俺には牙はいりまふえん」と言って償いのため、決意表明のため、牙を抜いたのだった。そしてレゴシは「俺は自分のしたことを後悔したりしない」と思い、入れ歯を自分で外す。

キューがキリンの首に縄をかけようとする。その時レゴシは「キューはんっ」と言う。レゴシは「テーブルクロスを引っ張ったら食器が落ちるなんて誰が決めたんだ」と思う。そしてレゴシはしゃがみ込む。結果、レゴシの口はキューの顔を飲み込んでいる。レゴシのお腹が「ぐぎる~」と音をたてる。レゴシは「フーッフーッ」と息を吐きながらキューの頭から口をぢゅぽっと放す。そしてレゴシは「ご…ごめんなはいキューは…ケガはありまふぇんか!?」とレゴシのヨダレでどろどろに濡れているキューに声をかける。キューは驚いて「お前…牙抜いてたのか…入れ歯だったのか」とレゴシに聞く。レゴシは自分の服を脱いで、その服をキューの頬にあてて「ヨダレまみれ。あぁ~本当にふむまふぇん!!牙がないとはいえ、なんてことを…本当にケガないれふか!?」と言ってキューを綺麗に拭いてやろうとする。キューは身動きせず「ない…ないが。ミント味の三途の川を一瞬渡った気がする…」と頭を食われた感想を言う。それを聞いてレゴシは「それは…多分さっき俺が使った歯磨き粉の味です…」と申し訳なさそうに答える。そしてレゴシはキューを見ながら「良かった、歯磨き習慣にひてて…いや別に良くはないか。でも良かった…」と自分で自分を納得させる。キューは「レゴシ…決戦までお前が何をすべきか分かったぞ」と言う。レゴシは「えっ、ほんとですか」と言いながら「あ…ちょっとそれ聞く前にヨダレ綺麗に拭きますね」と答える。

「レゴシが私の頭にかぶりついてきた瞬間…あいつの腹の音が鳴ったんだ。これから決戦までレゴシには断食させることにした。飢えさせたあいつの底力がみたいからな」と言う声がする。両手でお札をパラララと数えている。なんとそこには札束が積まれ、メロンが「その情報ってこの金額に見合う価値あるの?」とキューに聞いている。キューは「さぁな。それはお前次第だろメロン」と札束を手に持ったまま答えるのだった。

170話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」170話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「BEASTARS」171話のネタバレ&感想・考察

2020年4月2日(木) 週刊少年チャンピオン18号 発売

BEASTARS 171話

近日更新!


「BEASTARS」172話のネタバレ&感想・考察

2020年4月9日(木) 週刊少年チャンピオン19号 発売

BEASTARS 172話  レクスマスカラーの“赤(あか)

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172話のネタバレ

レゴシの部屋のドアからゴリゴリ、ガリガリ見知らぬ音が響いている。サグワンさんは「レゴシ…イツマデ部屋ニ引キコモッテルンダロウネェ、心配ヨ」と言う。セブンさんは「何よりあの怪しい音がね…」と答える。そしてセブンさんは「レゴシくんに変化があったら教えてね、サグワンさん」と言うと、サグワンさんは「オ仕事?」と聞く。セブンさんは「うん!今日は大切な取引先とランチなの」と手を振って仕事に出かける。

 「ジングルベールジングルベール」と言う音楽が流れるお店でセブンさんは「今日はありがとうございました!」と取引先の相手に声をかける。すると取引先の肉食獣は「いえいえ…円滑に話が進んで良かったです」と握手をして答える。セブンさんが「明日はレクスマスですね!家族とお過ごしですか?」と笑顔で聞くと、取引先の肉食獣は「明日…12月25日ですか…」と聞き返す。セブンさんが「えぇ!!レクスマス当日ですよ。お子さんにあげるプレゼントの準備とか楽しいだろうなーって…フフフ」と笑う。すると取引先の肉食獣は握手をしたまま「明日は特別なイベントがあるのでそれを見に行くつもりです、裏市へ…」と言う。その言葉を聞いてセブンさんはお酒は飲んでないですよね、と思いながら「…またまたぁ…そんな物騒な冗談を…」と切り返す。すると取引先の肉食獣は「嫌いですか…裏市の話は」と聞きながらセブンさんと握手している手にぐぐぐと力が入る。セブンさんは「…嫌いです」と答える。しかし取引先の肉食獣は「でも近い内に裏市はもっと表立った存在になりますよ…僕ら肉食獣は堂々と…あそこで草食獣の肉を買…」と言ったところで、セブンさんは恐怖を感じて「何言ってるんですか…?は…放してください」と言って手を放してもらおうとする。そこに謎のシマウマが顔を突っ込んできて「ずいぶんと長い握手ですね。商談の成立がそんなに喜ばしいですか?」と言う。そして肉食獣が手を放したのを確認して「その爪は草食との握手に適さない。失礼」と言って踵を返して立ち去る。取引先の肉食獣は体を小さくすぼめている。セブンさんは店を出て自分の手についた傷を見つめて「危なかった」と思う。そして街の様子を見つめながら「仕事関係の肉食獣が“裏市”の言葉を口にするなんてあんなこと今まではありえなかった。何かおかしい。どうなってしまってるの?この街は…」と思う。

セブンさんの危ないところを助けたのはヤフヤさんだった。ヤフヤは自分の腕に巻き付けたテープを外しながら「警備隊は裏市付近を肉草で行動している民間獣に片っ端から声をかけるように。市民の安全が第一だ!メロンの影響ははかり知れん」と指示を出す。一人になったヤフヤは「問題は明日だ…レゴシ…お前は本当にメロンと決闘するつもりなのか」と思いを巡らす。メロン、ヤフヤ、ゴーシャ、ルイそれぞれの「どうにかしないと…この街を…!!」と言う感情が渦巻いている。

 電車でレクスマスのプレゼントを持った動物に挟まれて、ハルちゃんは腕を組んでご機嫌斜めな表情で「…さて…ど~にかしないと私の十代最後のレクスマス」と考え込んでいる。電車の中では草食獣2頭が立っている。1頭が「明日レクスマスじゃん?彼、良い店予約してたらいいんだけど…」と話すと、もう1頭が「オスには期待しすぎちゃダメだよ!てか、その腕どうしたの?」と聞き返す。すると「同じゼミのピューマに急に噛まれたの!!事故だって言ってたけど絶対わざとだった。ありえなくない?」と言って腕の傷を見せる。するとそれを見て「怖!!やっぱ最近の肉食たちの様子おかしいよね」と話している。

 電車を降りてもハルちゃんは不機嫌な表情のまま歩いている。ハルちゃんは「19年ウサギをやっていると分かる。街で襲われたくなければ“とにかく強い目的を持って歩くこと”だ」と考えながら歩いている。壁には「事件多発中」や「草食獣の単独行動注意」と言う張り紙が貼られている。ハルちゃんは「イブにこんな足踏み鳴らして歩くメスウサギには誰も声をかけない。周りを見回したりあてもなくボーッと歩いていると隙があると思われて悪い肉食に目つけられちゃうのよ。今の私はレゴシくんと“メリーレクスマス”してちゃんと話したい。その目的だけで十分最強のバリア!!」と思い怒ったような顔で歩いている。

 今更ながら「レクスマス」とは隕石落下により絶滅したはずの恐竜のことである。しかし12月25日に一匹のレックスが復活して羽根が生え、それが後の鳥類となり動物の繁栄につながった、という神話に基づいた聖誕祭のことである。

 ハルちゃんは「こんなカップルのイベントでも私のこと放ったらかしなんてどういうつもり!?あのオスオオカミ…去年はまだしも2年連続はさすがにアウトよ!!ほんとのほんとに誰かの胃袋に入ってやるからね!?」と思いながら歩いてレゴシの元に向かう。カンカンカンと階段を昇りながらルイに言われた「ハル、お前はずっといたんだ!お前なりに十何年生きた結果レゴシと出会ったんだ!」と言う言葉を思い出していた。ドアに手をあててハルちゃんは「本当にそう思う?ルイ」と考える。そしてルイに「12月25日にあいつはまた自分の身を危険にさらそうとしてる…ちゃんと2匹で話し合えよ」と言われたとおり、レゴシに会いに来たのである。

 ハルちゃんは504号室の郵便受けのところからのぞき込み「レゴシくーん。あなたのバリアに守られて無事にここまで来られましたよー」と目を細めて部屋の中に声をかける。するとサグワンさんが出てきて「モウ何週間モ出テキテナイヨ、レゴシ…修行中ヨ」と声をかける。ハルちゃんは「修行!?また何の…」と聞く。サグワンさんは「明日ガ大切ナ決闘ノ日ダッテ」と教える。部屋の中から郵便受けをレゴシが静かに見つめている。その前ではハルちゃんがプンプンに怒りながら「じゃあ言わせてもらうけど私にだって明日は大切な決闘の日よ!十代最後のレクスマスだよ!?好きな男子と過ごしたいじゃん」と言う。サグワンさんは笑って「ソウヨネ」と答える。その時「ハルちゃん…ハルちゃん…逃げて…今すぐ俺から離れて…早くっ」とドア越しにレゴシがハルちゃんに頼む。レゴシは「今の俺は…ただの飢えた獣だ…こんな状態で会うなんて危険すぎる」と言ったところでハルちゃんはフイと振り向いてその場を去ってしまう。レゴシは「もう何日も食べてないんだ。ごめん…修行が終わったら。あ…いや決戦が終わったら会おう。そうだな…俺もそっちが助かる。どう思う?ハルちゃん」と話し続ける。サグワンさんが「レゴシー、モウイナイヨ、ウサチャン」と告げるのを聞いて、レゴシは「えっ…」と言葉を失う。

 ハルちゃんは完全に怒っている。そして「何なのあの言い方。ハーイハイ。私が馬鹿でした!!お望み通り逃げてあげます!!もう本当に私たち終わり終わり!!レゴシくんの自己完結癖にはもううんざり!今日だって何かしら理由つけて追い返される気はしてた!!だから!!だから今日はスカートはいてきたの。私の匂いが撒かれやすいように。私がふてくされて逃げた時は匂いを辿ってあのオオカミにちゃんと追いかけてほしくて」と思ってレゴシが住むアパートの方を見てみる。

 レゴシにとっては、動乱の街で、腹が減った状態で、決戦前夜に初めての捕食対象のハルが見えてしまっていた。逆にハルちゃんはきらびやかな夕方の街で、イブに会って話したかった、あなたが好き、やればできるじゃんって、笑いたかったのだ。まるで「イブの追いかけっこ」である。

部屋の真ん中の机の上には何か大きな袋が置かれている。これがレゴシの最期の修行となったのである。

172話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」172話の感想&考察(ネタバレ含む)1

20代女性
サグワンさんが出てくるだけで嬉しい!

「BEASTARS」173話のネタバレ&感想・考察

2020年4月16日(木) 週刊少年チャンピオン20号 発売

BEASTARS 173話

近日更新!


「BEASTARS」174話のネタバレ&感想・考察

2020年4月23日(木) 週刊少年チャンピオン21+22号 発売

BEASTARS 174話 血飛沫飛翔英雄譚

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174話のネタバレ

レゴシの部屋に警察が来ている。スッと紙を液体に浸すとじわぁっと色が変化した。血液検査隊はその紙を手に「シカ科のリトマス紙に強い反応あり!間違いなくこれは若いシカの血液です」と報告する。警察官は「ちょっとアザラシの旦那!!あんた隣に住んでるなら何か知ってるだろ!!レゴシがどこに行ったかどんな様子だったか…オオカミの部屋がシカの血液まみれなんてタダ事じゃないぞ!!」とゴマフアザラシのサグワンに詰問する。サグワンは目を細めながら「海洋生物ハ海洋語シカ分カラナイヨー」と答える。サグワンは「レゴシハ今日ノ夕方出カケテ行ッタ。恐ロシイ真ッ赤ナ袋ヲ持ッテ1匹デ…。真ッ赤ナ袋ガ恐ロシイ…?フフフ…私ノ思考モ陸ニ染マッタモノダネェ。陸ノ生物ニハ、ヒレガナイ。足ガアッテ地ヲ歩ク…ダカラ私ニハ分カルノヨ」と言ってレゴシが左手に真っ赤な袋を持って出かけていった後ろ姿を思い浮かべる。そしてサグワンは「陸ノ善悪ハ歩キ方ニ出ル。私ハ自分ガ見タママノレゴシヲ信ジルダケダヨ」と答えるのだった。

 記者会見会場で執事のユタがスマホを手に「警察から連絡があった…やはり旧友のオオカミの家からシカの血液が検出されたと」と困った顔で会社の別のシカに報告している。ルイは「レゴシに会ってくる。明日には戻るよ。大切な会見もあるしな」と話していたのだ。「シャレにならんぞ…記者会見当日に新社長がオオカミに殺されていたなんて…!!」とこれから始まる「ホーンズ財閥新社長就任記者会見」を前に動揺する。記者会見場では記者たちがカメラを構えて「主役はまだ現れないのか?」や「レクスマスだっていうのに…恐らく今日は残業だな」などと話している。レクスマスの町では4K有機ELテレビに記者会見場が映しだされたり、ビルの液晶には「12.25」外の気温は「1℃」と表示されたりしている。

 ボロボロの建物の部屋でメロンが「ママ…」と、うわ言を言いながら寝ている。メロンは「ママはね、メロン。パパにそっくりなあなたのその目がとても好き。その怯えた目と弱々しい体が好き。草食獣の美しさそのものよ。大好きな大好きな…パパの味を思い出せるから、メロン」と自分に笑いかけてきたママの顔を夢の中で見て「ハッ」と驚いて目を覚まし「ママ!!」と叫ぶ。起き上がり「あれ?」と思い、メロンは着ていた服を脱いで自分の姿に驚く。ヒョウの斑点が突然増えて体がデカくなったのだ。メロンは「どうして…これじゃ…」と慌てる。鏡に映る自分の姿を見てママに「その怯えた目と…弱々しい体が好き」と言われたことをまた思い出し、自分のほほに手を当てて「ママは俺の中の“ガゼル”を愛していたのに…このままでは俺は…ヒョウになっちまう…」と思う。自分の頬に指の爪をズブと刺してグリッとして「大好きで大嫌いなママに…」と改めて思い、自分の指先を見つめる。メロンは冷静に「爪はまだ完全に肉食化していないらしく…斑点部分の肉をえぐり取ることはできなかった」と自分の体の変化を認識するのだった。

 「愛肉の日」である。裏市のビルの上には「獅子組」「マダラ組」「イナリ組」「ドク組」と書かれた旗と松明の炎が揺らめいている。見に来ている肉食獣たちは「表の街はレクスマス一色だっていうのに、草食獣ばっか出歩いてたぜ」と話したり「ここらの肉食は皆こうして裏市に集まったんだろうよ…メロンが現れてからの縄張り争いは特別だ」などと話している。ビルの上ではメロンがマダラ組の代表とちょうど握手をしている。その様子を見て「皆、メロンの恐ろしさに期待してる。あんな友好的に挨拶してる奴らとどんな戦いを見せてくれるのか」と話している。

 獅子組の獅子たちはメロンの顔を見て「顔…どうしたんだろうメイク…?」と言い、「いや…明らかに見た目が変わってる。メロンに変化が起きているとしか…」とこそこそ話している。メロンは松明を見上げて「縄張り争いの日に掲げられる松明にはそれぞれの種族の血が大量に染み込ませてある。明確な種族の匂い…皆が自分を誇っているように明確だ。ネコ科…イヌ科…爬虫類…固有の種族の匂いが裏市に充満している」と思い視線が鋭くなる。メロンはマダラ組の代表と握手しながら「あんたらは自分たちの匂いで縄張りを主張できる…平和にやろうぜ」と声をかける。と同時に、メロンはドンッと拳銃を撃って「悪いがその腕、俺に貸してくれ」と言う。みんなはそのメロンの行動に驚く。しかしメロンにとっては「ネコ科の爪なら俺の斑点をえぐり取れるはずだ…誰でもいい、俺の変化を止めてくれ…!!」と考えての行動だった。マダラ組は「くそ!!抜き打ちで開戦なんて汚ぇぞ獅子組!!」と食ってかかり、獅子組は「開戦に合図があるかよ!!さっさと始めようぜ」と怒鳴り返す。そのマダラ組と獅子組がもめている奥に一つの松明が灯る。見にきていた肉食獣は「ん?なんか変な匂いが」と話し始める。マダラ組が「な…なんだこの匂い」と反応し、獅子組は「あそこからだ…あの松明だ。誰だあれ…」と言って匂いが漂ってくる方を見る。その大きな影は松明を左手で持って立ちあがる。その姿を見つけて「嗅いだことない血液臭だぞ」や「新たな参戦者だ!!」と声があがる。

 メロンはその松明を見つめる。そして「肉食と草食の…混ざった血…俺の血!?いや違う、これは…オオカミと…何だ…シ…シカ…?」と推測して額に汗をにじませる。

 そのころ、記者会見場で「ど…どうされたんですか…?それ…」とインタビューされている。ルイは記者会見場でマイクの前に立ち「遅れてしまって申し訳ありません!ちょっとした献血に行ってまして…えー…この度ホーンズ財閥の新社長の就任いたしましたアカシカのルイと申します。只今より“この社会に生きる全ての獣たちに向けた記者会見を…”始めさせていただきます」と挨拶を始めた。

 レゴシは左手で力強く松明を持ち、右手をぐっと握りしめどっしりと立っている。そして「待たせたなメロン」と言ってメロンをにらみつける。メロンもようやくそれが誰であるかに気付き「レゴシ…お前かよ」と顔にヒョウの斑点を半分浮かべながら応えるのだった。

174話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」174話の感想&考察(ネタバレ含む)1

20代女性
メロンが堂々と戦うはずないんだよな・・・。 次回めっちゃ不安

「BEASTARS」174話の感想&考察(ネタバレ含む)2

20代男性
いよいよな感じでますます見逃せない展開なのと同時に、もうそろそろ連載が終わってしまうのではないかと言う考えが頭を過ぎる

「BEASTARS」175話のネタバレ&感想・考察

2020年5月7日(木) 週刊少年チャンピオン23号 発売

BEASTARS 175話 Fire  Meet  Gasoline

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175話のネタバレ

レゴシはしっかりと松明を左手で持っている。ルイは記者会見場でマイクの前にいながら「レゴシ…俺とお前の血は…そこでしっかり燃えてるか」と真剣な眼差しで考えている。「ハ…ッ」と気づき会見を再開する。ルイは「いや…待たせてしまって申し訳ありませんでした。この会見、全土生中継でしたね。もうカメラは回っているんでしょうか。あーちょっと本題入る前に遅れた理由を説明させてください」と言って頭に左手をあてる。そして少しネクタイを緩めながら「もう何ℓか分からない量の献血を頼まれまして。そのせいで昨日今日と貧血で倒れてたんですよ。ま、これも社会貢献の一環…ホーンズ財閥新社長の第一歩だと思って多めに見て下さると」と話す。それを聞いて記者は「見出し決定。“遅刻したとは思えないほどふてぶてしい態度!!既に大物の風格”」とメモをする。記者が「ルイ社長ご自身が献血ですか…何か慈善活動でもしていらしたんですか?」と質問する。ルイは「ええ!極めて慈善的な一日でしたよ」と微笑んで答える。

ルイとレゴシはそれぞれ腕をチューブで縛って大きなタンクに注射器で血を抜き溜めていた。ルイは腕を縛ったチューブを口にくわえながら「ヤバい…クラクラしてきた…なんか俺の方が圧倒的に採血してないか?レゴシ、サボってんじゃねぇぞ!!」と怒る。レゴシはルイを見て「えぇ?ちゃんと抜いてますよ…匂いで分かるけどタンクの中は今ちゃんとオオカミ5:5シカです」と答える。ルイは「大体なんで俺が注射器用意してお前の家まで来なきゃならないんだ!!俺は先輩だぞ!」と言う。レゴシは「そういえば俺とルイさんて誕生日2週間ぐらいしか差がないの知ってました?ルイさん3月で俺は4月…」と答える。それを聞くやルイは「だったら何だ。早生まれナメんなよ」とますます怒り出す。ルイは「縄張り争いに種族の血が必要ならお前の血だけで十分だろう…」と言う。しかしレゴシは「それじゃ意味ないんですよ。今までだってルイさんの支えがなくちゃ俺、何の試練も乗り越えられなかった…あなたなしの決闘は考えられない」と言う。ルイはレゴシが話す間に「血がどんどん注がれていく。体温が下がっていくのを感じる」と思い始め「やめてくれ…俺に優しくした男は皆死んでいくんだから」と目をそらす。レゴシは「急にヒロインみたいなセリフ…」と突っ込むが、ルイは「事実なんだよ!」と言い返す。そしてルイは心の中で「不安だ、レゴシ」と考え始める。レゴシはそんなルイの気持ちは知らず平然と「大丈夫ですよルイさん。俺に任せて」と言う。その言葉にルイは「あ、まずい…」と感じて言葉を失い、レゴシを見つめる。レゴシはルイを気遣って「もうこのへんで採血は終わりにしましょう。ルイさん顔青白くなってる。ホラようやくタンクも十分たまったし」とルイに笑いかける。そしてルイをまっすぐに見て「ルイさんがこうして血を捧げてくれた…俺はそれで充分です。この血を使って松明を燃やして。うん…明日はきっと勝てます」と言う。しかしルイはそんなレゴシを見て「死ぬ。このままでは本当にレゴシも決闘で死んでしまう。今のレゴシは1匹で戦おうとしてる。でも1匹で勝てる戦いなんてこの世にはない。俺が支えるんじゃなくて俺が一緒に戦わないと。もう父様やイブキみたいに為す術なく死なれるのは御免だ、レゴシ!!」と言う思いにかられる。次の瞬間、レゴシの目の前で、ルイは先ほどまで二人で採血した血が入っているタンクを頭からかぶってしまう。レゴシはビックリして目を見開く。ルイは血をかぶった顔を自分の手でぬぐう。レゴシは「あぁ…た…高そうなシャツなのに…ど…どうしてルイさん…」とルイを見上げて言葉を絞り出す。するとルイは「こんな冷たい血でメロンに勝てるか!!」と一喝する。そして空になったタンクを手に取り「また抜き直しだ。気合を入れろ!!食って食われた仲だろ!!今更血なんていくらでもくれてやる。血液かぶったシカを目の前にしてまずシャツの心配をしてくるようなお前だからすべて託すんだ。俺たちで絶対に勝つぞ」と言ってレゴシに左手を差し出す。レゴシはしっかりとその手を掴む。そして二人はお互いの腕にお互いで注射針を刺して改めてタンクにいっぱい採血をし直したのだった。

その頃、レゴシは「この松明は社会そのものだ…肉食と草食混ざった血の熱さ。お前ら五臓六腑で味わえ…!!」と言って拳をふるう。

ルイは体をビクッとさせて「いっ…!」と声をあげ顔をゆがめる。その声に会見場の記者たちは目を見開いている。ルイは「右足に痛み…レゴシに異変が起きた証拠だ。あいつも今頑張ってるんだ」と思い、しばし目を閉じる。そして「今の俺に出来ること…」と考え、ルイは顔をあげる。そしてルイは「この場限りは放送コードの規制を緩めてくださると幸いです。嘘のない会見にするために…最たる放送禁止用語について触れさせてください。難攻不落の歓楽街…“裏市”で今何が起きているか」と話し始める。

レゴシは自らとルイの血でともした松明の炎とともに、目に鋭さを宿し、戦いに挑んでいるのだった。

175話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」175話の感想&考察(ネタバレ含む)1

20代男性
レゴシとルイスやばい

「BEASTARS」175話の感想&考察(ネタバレ含む)2

20代男性
もうお前ら頼むから早く結婚してくれ これ以上は俺が保てない

「BEASTARS」176話のネタバレ&感想・考察

2020年5月14日(木) 週刊少年チャンピオン24号 発売

BEASTARS 176話 鱗腕の中 光の乱反射

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176話のネタバレ

子供が「ママー、このおっきな扉、何?」と聞く。ママは「あら!?何かしらこんなの始めてみたわ」と答える。その大きな扉の前には警備の者がいて「“あっちの方”で少々騒ぎがあったので…明朝まで封鎖したんですよ」と説明する。子供が「“あっちの方”?」と聞くと、ママは「知らなくていいの!」と子供を制する。そして教えてくれた警備の者に「そうですか…怖いワ」と言う。すると警備の者は「大丈夫です!表通りに被害は及ばないのでご安心ください」と笑顔で答える。

 その扉の向こうではすでに勝負が始まっている。その扉の上に立っている影が見える。「裏市の封鎖なんて何十年ぶりでしょうかね」と言う。ヤフヤは「こんな大昔に作られたゲートを引っ張り出してでも警察は臭いものにはフタをしたいんだよ、まったく」と言い出す。巨体の影が「あなたは違うでしょう?ヤフヤ様」と聞く。するとヤフヤは「まぁな…“お前たち”と全力でこの街の平和を保たせようと努力はしてきたつもりだ」と答える。巨体の影はモゾモゾ動き出し「いえ…残念ながら、あなたはずっとご一匹で街を守ってこられたんですよ」と言う。ヤフヤは「フン…僕は天涯孤独って?」と聞く。すると、みんなは跪いて「我々、窮鼠(きゅうそ)五百団は飽くまでサポート役。今夜の判断もあなたに一任いたします」と答える。ヤフヤは「お前たちは表通りで市民たちの安全を守ってくれ。僕は裏市のこのバカ騒ぎを鎮静化させる」と話す。窮鼠五百団の一人が「あなた単身で?」と聞くと、ヤフヤが「あぁ」と答えるが「危険ですよ」と忠告される。ヤフヤは「裏市は僕にとって宿敵だ。そこで最期を迎えられるなら本望だ。そのついでに親友の孫を助けることができたら…俺はやっとあのジジバカを心から罵ってやれるだろ?ずーっとお前には負け続けてたがやっと俺の勝ちだ…ってな」と言う。そう話したヤフヤの視線の先にいたのはレゴシのおじいちゃんの「ゴーシャ」だった。ヤフヤは「なんでここに…」と聞く。するとゴーシャは口から毒をたらしながら「裏市に入れなくてよじ登ったらお前が見えたから…ヤフヤ、お前…レゴシを助けようと…?」と尋ねる。ゴーシャの毒がゴーシャの靴の横にたれてジュウウと音を立てる。ヤフヤは「た…助けるというより、あの小僧を巻き込んだ責任を取るってだけだ。その前に落ちつけ落ちつけ」とゴーシャに言う。ゴーシャは「負けなんて言わないでくれ…お前は十分立派だ。私は家庭を選んだがお前は、お前はたった1匹でビースタ―を」と話す。その間にも口からたれていく毒によって塀に穴が開き始めている。ヤフヤは「分かった!!おい、毒を分泌するな!足場がくずれる!」と言ってゴーシャの毒をなんとか止めてもらおうとする。ゴーシャが「孫のことになると毒の歯止めが効かなくなるんだよ!コモドオオトカゲの毒は思いが強くなるほど濃度も増すから」と以前言っていたことをヤフヤは思い出す。そしてヤフヤは目をつぶって「もう勘弁してくれよ…たかが家族愛でコンクリートなんて溶かされたらこっちはたまったもんじゃないんだ。思いとか絆とか…そんなもの信じずにこっちはずっと1匹でやってきたっていうのに」と言うきつい言葉を口にする。ゴーシャは何も言葉を発さずに聞いている。ヤフヤはゴーシャがいる方に向いて「大体お前は昔から」と言うが、そこにゴーシャの姿はない。すると自らの毒でできた穴にゴーシャが落ちてしまっている。そしてゴーシャは「2匹なら裏市に乗り込めるさ、ヤフヤ。とりあえず…引っ張ってくれないか」と穴からヤフヤを見上げて声をかける。ヤフヤは膝を折って穴をのぞき込んで「ハァ…そんなランニング用のジャージで、本気か、じいさん」と半ば呆れている。

 ザシッとレゴシは鼻を切りつけられて怪我をする。レゴシは顔にマスクをして口をふさいでいるのを見て「せっかく立派な毒牙があるのに爪を使うなんて優しいんですね…ドク組さん」と言う。そしてドク組に取り囲まれながら「まさか初っ端からコモドオオトカゲと戦うことになるとは思いませんでしたけど」と言っておじいちゃんを思い出してやりにくいな、と思ってしまい頭をかく。レゴシにとっては最終目標がメロン率いるシシ組で、順を追って戦っていくならこんな計画かな、と自分の所からドク組→マダラ組→イナリ組→シシ組とその順序を思い浮かべる。そして裏市とはいえ種の団結力は強いらしく横槍を入れられるような心配はなさそうだ、と思う。さっき切りかかってきたコモドオオトカゲがマスクを外して「コモドオオトカゲの毒牙に興味がおありか。堪能させてあげよう」とレゴシに話しかける。レゴシは「おじいちゃん、俺は今からあなたの種族と戦います」と心の中で思う。

 子供の頃、レゴシが「歯ぁ抜けた!」と抜けた歯を手に乗せておじいちゃんに見せた。するとおじいちゃんは「乳歯が!?」とレゴシの口を広げて聞く。レゴシは「あん、ぬへた」と答える。「おじいちゃん、あそんでー」とゴーシャに抱きつくレゴシだが、おじいちゃんは「隔世遺伝で永久歯に毒管が通わないといいが…」と思う。そして「レゴシ…お外出ようか」と声をかけて、二人は外に出ていく。おじいちゃんは「抜けた乳歯は屋根の上に投げるというおまじないがあるんだよ。そしたら次生えてくる永久歯は強くたくましく育つっていわれてるんだ」と説明する。おじいちゃんはレゴシと手を繋いで「ちゃんと全力で投げたか?レゴシ」と聞くと、レゴシは「うんっ」と答える。おじいちゃんがもう一度「本当に?大事なことだぞ」と聞くと、レゴシは「うんっ」とまた答える。おじいちゃんは上を見上げて「お前には毒など持たずに…ちゃんと誰とでも触れ合える体でいてほしいんだ」と話すと、レゴシは「うんっ」と三度答える。おじいちゃんは左手でレゴシの頭をなでて、その頭を自分の体に引き寄せて、自分はしゃがんでレゴシをしっかりと抱きしめた。

 獣の肉体は神秘に満ちている…特に戦闘中は奇妙な化学式を解くように肉体と向き合うことになる。ドク組のコモドオオトカゲが空中に飛びあがり、レゴシをめがけて口を広げて落ちてくる。「コモドオオトカゲ × その血筋 × 爬虫類の再生能力 × “愛” 」で何が出来上がるだろう、とレゴシは考える。その時、コモドオオトカゲにレゴシは右肩を毒牙で噛みつかれる。レゴシは「俺、おじいちゃんにこうやって抱き締められるのが好きだった。この固い鱗に覆われた腕が、抱き締めているのに殺しにきているような腕を持つ優しいおじいちゃんのことが大好きだった」とこんな時に思い返す。「答えは…」とおじいちゃんと笑い合った日をレゴシは思い出す。そして噛みつかれ倒されながらレゴシは「あ…!?何だこれ。新しい歯が生え…おじいちゃん」と意味の分からないことを口走る。噛みついているコモドオオトカゲも「おい!!?誰がおじいちゃんだ!!ど…毒注入してるんだが!?」と思わず答えるのだった。

176話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」176話の感想&考察(ネタバレ含む)1

30代女性
タイトルだけでその情景が思い浮かぶ、素敵 毎回各コマをねっとり読んでるつもりなのに今回は体感5秒で読み切ってしまった。BEASTARSは愛に溢れている。最高

「BEASTARS」176話の感想&考察(ネタバレ含む)2

30代女性
ところでヤフヤの持ってた紙は何でしょうね? 地図?

「BEASTARS」177話のネタバレ&感想・考察

2020年5月21日(木) 週刊少年チャンピオン25号 発売

BEASTARS 177話 今宵サーフィンに誘われて

つづきはこちらから

177話のネタバレ

レゴシは自分の口にキュッと爪をあてて「う…わ…本当に牙が再生してる…!!歯茎にしっかり根を張ってる…正真正銘俺の牙…!!」と驚く。その場に座り込んで「コモドオオトカゲの毒が体に作用したのか!?おじいちゃん」と心の中で考える。先ほど、レゴシに噛みついたコモドオオトカゲが「抗体でもあるのか、お前には。コモドの毒が効かないらしいな」と言う。そして「まあいい。元から毒は生物に安売りするものじゃない…だから我々ドク組の衣装は口元を隠すのだ」と言って、再びマスクを装着する。そして両手を後ろに伸ばして「コモドの毒は超神聖な物質…これに頼るまでもなくドク組は最強の組織だ」と説明する。そしてコモドオオトカゲ/ドク組ボスのサボン(年齢ヒミツ)が「フィジカルで戦おうか少年!」と左手を振り下ろしてレゴシに宣戦布告する。ハイイロオオカミ/フリーターのレゴシ(18)は「望むところです!!」と言って立ち上がろうとするが「…き…」と謎の言葉を最後に発する。サボンは「き…?何だ、何か言いかけたか」と聞く。レゴシはサボンの腕を見つめて「すご…綺麗…松明の炎の光が鱗に乱反射してる」と感じる。そして周りを見回して「コモドオオトカゲに囲まれて地面に光が散らばっている…ミラーボールの中みたいだ。この状況、おじいちゃんに抱き締められている時みたいな安心感がある」と感じる。レゴシは立ったまま「俺はこういう瞬間がつくづく好きだ。自分が多種族の生態に魅了されている瞬間が」とこんな状況ですら考えてしまう。

次の瞬間ベチィッとレゴシの顔にサボンのしっぽが当たる。サボンは「もう戦いは始まっているぞ少年。君はシーグラスを知っているか?」と聞くと同時にレゴシの顎に肘打ちを喰らわせて「海岸に落ちているガラス片のことだ。元はどこかで捨てられたガラス瓶の破片が波にも揉まれることで、角がとれて形成されていき表面も曇りガラスのような風合いを帯びる」と説明する。その間にレゴシは頭から後ろに倒れていく。サボンは左腕の鱗に右手をあてながら「我々コモドオオトカゲも美しいシーグラスを全身にまとって生きているのだ。荒波に揉まれるほどこの鱗は輝きを放つ」と言う。レゴシはしばし言葉を失う。サボンは「さてさて…君はコモドの波乗りについてこれるかな?」と言ってぐちゅっと手に毒をつける。そしてその指先を建物の壁につけると「じゅうぅぅ」と音がして壁が崩れていく。レゴシは「毒で建物が!!」とその光景に驚く。サボンは「ロクに修繕もされていない裏市の建物だ…崩すなんて造作もないこと。我々は自分たちで荒波を作り出す」と言う。指先をあてている建物がジュワァァァァと崩れ始める。崩れて来た破片とともにサボンはレゴシの体にしがみつき、レゴシの腕をつかんでできた穴にレゴシを引きずり込む。するとサボンは「我ながらなかなか…良い波に乗れたぞ!!」と言って右手でレゴシの顔を殴りつける。「いっ」と言っている間にまたレゴシは頭を上からゴンと殴られる。サボンは「お前のシーグラスが磨かれているのさ。これがドク組の戦い方だ」とレゴシに教える。レゴシは反撃に出て、サボンの首を手で掴むが、サボンはそのレゴシの手を掴んで首からはずし「自ら過酷な環境を作り…戦って傷ついて傷ついて手負いになればなるほど、生き物は美しくなる」とレゴシの顔を見て感じて「お前は歳のわりに話が分かるオオカミのようだ」と言う。「えっ」と驚くレゴシにサボンは左手でゴッと殴りかかる。レゴシは体をかがめながら「もしかしたらですけど…ドク組さんたちの価値観と俺の考え方は…ちょっと似てる気がして…」と言ってレゴシはサボンの方を見る。レゴシは口元をおさえながら「俺もよく傷をつくるので…鱗こそないのでシーグラスみたいに体は磨かれないけど…」と言う。

サボンは両手で尻尾をつかんで「まだまだ…我々の不屈の精神はこんなものじゃない。コモドオオトカゲは爬虫類だということを忘れてないか?いくら傷ついても最後には再生しないと意味がないんだぞ」と言う。と同時にしっぽの先をパキャッと切る。レゴシは「しっぽの自切!!」と目の前の光景に驚く。切ったしっぽを左手に握ってサボンは「トカゲのしっぽの自切は初めて見るか?切りたてホヤホヤはまだ意思が残っている。ドク組からのメッセージだ…しっぽを受け取ってくれ」と言ってレゴシに自切したしっぽをポイッと投げて渡す。レゴシは「うわっ、な!!え…メッセージ?」とうろたえる。レゴシの手の中でそのしっぽはビチビチチッと動いている。レゴシは自分の手の中で動いているしっぽをまじまじ見つめて「すごい動いてる。…?何?メッセージって」と考える。その時、サボンは冷たい眼差しで「裏市の獣に容易く心を許すな」と言う。レゴシは「000」と表示されピピピと鳴るのを目にして「あ」と反応する。次の瞬間「ドン」とレゴシの顔の目の前で爆発が起こるのだった。

177話の感想&考察(ネタバレ含む)

「BEASTARS」177話の感想&考察(ネタバレ含む)1

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「BEASTARS」178話のネタバレ&感想・考察

BEASTARS 178話

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