漫画「バトルスタディーズ」 226話のネタバレと無料読み放題

2019年12月12日（木）モーニング2・3号 発売

LESSON 226. ポコペン

ついに横羽間高校対DL学園の準決勝だ。

横羽間高校は投球練習にもボルテージマックスで挑む。

DL学園の檜にいたっては空手バカ一代の眉を剃る行為と同様に髪をモヒカンにして気合いを入れていた。

横羽間高校の先頭打者の北条は初球打ちもありの要注意バッターだ。

しかし北条はバッティングだけではない。

前進守備のセンターからホームへの送球が2.8秒とプロとほぼ変わらないフィールディングの才を持っていた。

北条だけではない、横羽間高校のここまでの全試合はDL学園のそれと比べてもほぼ全ての面で勝っていた。

まさに野球で言えば2017年の高校野球の決勝戦の明桜対金足農業、サッカーで言えば2018年ワールドカップ決勝のフランス対クロアチアほどの戦力差だろうか。

そんなデータをみてどうするか‥と考えていたDLナインを尻目にわんわん泣いている笑太郎。

主将にもかかわらず甲子園でヒットゼロ、この試合スタメンを外されていたのである。

ベンチで作戦会議が始まった。藤巻香はいう。この試合は普通に戦えばどう転んでもDL学園は横羽間高校に負けると。

だがそれはあくまでも普通に戦った場合の話だ。

藤巻はスマートフォンの写真より写ルンですで撮った写真の方がいい絵が撮れたことを話した。

ようは制限されることでそれぞれのプレーの精度が増すと。

それに高校野球は所詮高校最後のクラブ活動に過ぎないと。

ここで勝っても負けても日はまた昇り繰り返すだけ。

藤巻香はこの試合、夕暮れのカンケリだとでも思って遊び倒してこいとDLナインに伝えた。

走るDLナイン、いよいよ準決勝が始まる。