漫画「アクタージュ」88話のネタバレ
2019年11月2日(土)週刊少年ジャンプ49号 発売
88話のネタバレ
夜凪の尊大な芝居が圧倒的なその怒りを際立たせ、王賀美の存在感がますます失われていく。
もはや王賀美らしさだけでは対抗出来ないと周りは心配するが、それでも芝居を変えようとせず夜凪をお姫様抱っこまでしてあくまで自分であることを貫こうとする。
それでも夜凪の怒りの芝居は強烈で観客に与える恐怖は変わるものではなかった。
本来は羅刹女の情に訴えるようなシーンだが、王賀美は尊大な態度を崩さず夜凪にキスをしようと口を寄せる。
夜凪は拒否し王賀美の手から逃れ、舞台に倒れ込む。
それでも夜凪は演技を続けるが、王賀美はあくまで夜凪演じる羅刹女に上の立場からの物言いを続ける。
そうしていると少しずつ観客の心が夜凪を同情の気持ちで見るように変化していった。
初めから王賀美は羅刹女の情に訴える演技ではなく、観客の情に訴え、あえて嫌われるような演技を行っていたのだった。
そして王賀美は自分が自分であることを崩さないまま、状況をひっくり返すことに成功する。
出鱈目に好かれるのも出鱈目に嫌われるのもスターの甲斐性だと墨字にその演技を評価される。
そしてここから観客は同情を寄せた夜凪の味方となり、羅刹女を主人公とした舞台が展開されていくのだった。
「アクタージュ」88話の感想(ネタバレ含む)
「アクタージュ」88話を読んだ感想(ネタバレ含む)1

「アクタージュ」88話を読んだ感想(ネタバレ含む)2

また、表紙で今まで描かれなかったサイド乙の百城の羅刹女も見られて、サイド乙の話も非常に気になる。むしろここからサイド乙が勝てるイメージがないので、そこをうまくひっくり返して欲しい。
「アクタージュ」88話を読んだ感想(ネタバレ含む)3

彼を批判的に見る役者たちや、自分の思い通りの演出のために役者の気持ちを犠牲にしようとする花子の鼻を明かすことができましたね!
ここからは夜凪がどういった風に羅刹女を演じ、花子やサイド乙を驚かせるのか楽しみになってきました。
「アクタージュ」88話を読んだ感想(ネタバレ含む)4

前回では観客を味方につけた王賀美が何とか舞台を建て直したのだが今回は自身のプライドにより逆の展開になってしまった。他のキャストの人がどのような効果を生み出すのかを来週に期待したい。
「アクタージュ」88話を読んだ感想(ネタバレ含む)5

「アクタージュ」88話の考察(ネタバレ含む)

それを逆手に取り、自分の芝居を捨てるのではなく観客からの好感度を捨てることで、羅刹女を引き立てる悪役に転じるというのは見事なものでした。
夜凪にとって、羅刹女の怒りは母親を捨てた父親に対する怒りです。
王賀美が徹底的に軽薄に振る舞うことで、その愛憎がより際立って観客の目に映ります。
観客の感情移入を王賀美から譲られた夜凪は、名実ともに舞台の主人公となり、情に訴えかけた演技で観客の心をさらに魅了していくことでしょう。
そして、この舞台によって王賀美は王賀美であるままに殻を破ることができました。
これによってさらに役者として成長した彼は、演技の幅を広げていくのでしょうね。
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一向に演技の方向性を変えないからもうダメだとなのかなと思ってからの、逆転の発想がとても良かったです。
こういう風に夜凪を見せにいくんだと感心しました。
この後の展開もとても楽しみです。